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妊娠中のトラブル・症状

専門家/メーカー

妊娠線、シミ、乾燥…。妊婦特有の肌トラブル対策は?

2017.08.08

妊婦さん特有の肌トラブルといえば妊娠線。でも妊娠中の肌の変化はそれだけではないのです。乾燥しやすくなったり、シミができやすくなったり、この時期のからだの変化にともなうお肌の悩みが出やすくなります。妊娠線もシミも一度できてしまうと完全に消すことはむずかしいので、早いうちからのお手入れが大事!スキンケアの専門家に正しいケアについてうかがいました。

取材協力:(株) 千趣会BELLE MAISON

監修者プロフィール

木村智惠子さん

株式会社ナチュラルサイエンス スキンケアアドバイザー
赤ちゃんやママのスキンケア商品を作るメーカーで、お客さまへのスキンケアアドバイザーとして活躍中。国際ライセンスをもつエステティシャンでもあり、ご自身もママである経験を活かし、専門的でプレママやママにわかりやすいご指導をされています。

ナチュラルサイエンス

妊娠中はなぜ
肌トラブルが起きやすくなるの?

Q:妊娠中に起きる肌トラブルにはどんなものがあるのでしょうか?

木村さん:「代表的なものは皆さんもご存知の妊娠線ですね。そのほかにも、妊娠前より顔も体も肌が乾燥しやすくなったり、シミができやすくなったり、乳輪が黒ずんできたりといったことがあります」

Q:それらはなぜ起こるのでしょうか?

木村さん:「妊娠線はおなかなどが急激に大きくなることによって、お肌の表皮や真皮のコラーゲン繊維などが伸びについていけずできるものです。また、妊娠中はホルモンバランスの変化や羊水に水分を取られること、体温が上がることなどで肌が乾燥しやすくなります。また、妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)といって肌にかゆみを感じる人もいて、かいてしまうことでかき跡が色素沈着してしまうこともあります。

シミができやすくなったり、乳輪、ワキの下の黒ずみが起こるのは、母体が赤ちゃんを守ろうとすることから起こるのです。皆さんも聞いたことがあると思いますが、シミや肌の黒ずみの元となるのがメラニン色素。でもメラニンは悪者ではなくて、紫外線の影響や外部からの刺激から体の細胞のDNAを守る役割があるのです。妊娠するとその働きが強くなるため、紫外線をあびると妊娠前よりも反応も強くなって、シミができやすくなります」

妊娠線をつくらない対策は?

Q:では、肌トラブル別におうかがいします。まず、妊娠線の対策はどうしたらよいでしょう?

木村さん:「妊娠線ができる前にしておきたいのは、肌の乾燥を防ぐことと、皮膚の弾力を保ってお肌を柔らかくしておくことです。そうすれば、おなかやヒップが大きくなっていっても、皮膚がしなやかに伸びて妊娠線ができずにすむからです。一般のボディケア用品は保湿のためのものがほとんどですが、妊娠線専用のボディケアは、弾力を保つ成分がしっかり入っています」

Q:妊娠線対策のボディケアのポイントを教えてください。

木村さん:「妊娠線に限りませんが、肌はターンオーバーと言って約28日周期で肌の細胞が入れ替わっていて、古い皮膚ははがれ落ちていきます。そのため、スキンケアはすぐに変化が現れるわけではないので、時間をかけてお手入れする必要があるのです。なるべく早めにケアを始めて、弾力のある肌をつくっておくことをおすすめします」

Q:妊娠線対策のボディケアはどのように塗ればよいでしょうか?

木村さん:「基本は下から上へ、やさしくなじませるようにしてください。妊娠線はおなかだけでなく、ヒップや太ももにできることがありますので忘れずに。特にケアを忘れがちなるのが「大きくなったおなかの下側」「おしりの下側」「太ももの内側」です。意識しながら、まんべんなくお手入れしましょう」

おなかだけでなく、おしりや太もものケアも忘れずに。

この3箇所は特に忘れがちな、妊娠線の要注意ポイント!

バストのケア対策は?

Q:バストにも妊娠線ができたという先輩ママもいますが、バストもおなか同様ケアした方がよいのでしょうか?

木村さん:「バストも妊娠中にサイズアップしていきますので、乾燥したり、肌のハリが失われるケースもあります。バストもおなかと同様に妊娠中からケアしておけば、産後もハリを保てますよ」

Q:乳輪の黒ずみも対策方法はありますか?

木村さん:「妊婦さんや授乳ママ向けに作られたバスト専用の美容液なら、ハリを保ちながら乳輪や乳頭の透明感を保つケアもできます。産後も美しいバストでいるために、バストケアもしておきましょう」

バスト全体や脇もしっかりケア。

顔の乾燥やシミ対策は?

Q:気になる顔の乾燥やシミ対策について教えてください。

木村さん:「乾燥やシミ対策は妊娠中以外も気になると思いますが、妊娠中は特に気をつけましょう。基本は保湿とUVケア、低刺激な美白アイテムなどでのスキンケアです。その前に、毎日のきちんとした正しいクレンジングも大事です」

Q:クレンジングはちゃんとやっているつもりですが「正しい」か自信がありません…。

木村さん:「そうですね。みなさん意外と間違った方法でクレンジングやスキンケアをしていることが多いのですよ。

一番多いのは「力の入れすぎ」です。クレンジングは肌表面の汚れやメイクを落とすものです。ゴシゴシと力を入れるのは、肌への刺激になってよくありません。クレンジング料をたっぷりと手にとって、肌を押したりこすったりせずに、皮膚を動かさない程度にクレンジングするのが正しい方法です。

また、体を流すシャワーの温度ですすぐのはNG。少しひんやり感じるくらいのお水で、肌をこすらないようにすすぎましょう。お湯ですすぐと、肌本来がもつうるおい成分まで落として、かえって乾燥してしまうからです。寒い季節でもぬるま湯程度にしてくださいね」

Q:そうだったんですね!その後のスキンケアの正しい方法も教えてください!

木村さん:「スキンケアも基本は同じで、化粧水や乳液などをたっぷりとって、やさしくつけることです。化粧水は手でやるよりもコットンを使った方が均一につけることができます。手でつける場合は、手のくぼんだ部分が顔につかずにムラになりがちなので、手の向きをタテとヨコの2回はまんべんなくつけるようにしてください。ただしこすらないように!」

Q:「低刺激の美白アイテム」はどんなものがよいのでしょうか?

木村さん: 「美白成分にもいろいろあるため、人によって、また同じ人でもシミの種類やできた時期によって効く成分は異なるようです。いろいろ使ってみて、自分に合うものを見つけることをおすすめします。ただし、妊娠中は肌が敏感になる人が多いので、ご注意を。低刺激な美白アイテムを選ぶとよいですね。先ほどもお伝えしましたが、肌はターンオーバーしていてスキンケアアイテムは効果を感じるまでに数ヶ月かかるので、どんなアイテムでも1本使い切るまでは試してから判断しましょう。

「低刺激」についても人によって刺激となる成分が異なるので、一概には言えません。「防腐剤無添加」と言われているものでも、防腐剤が必ずしも悪いものではありませんし、入ってないと化粧品は腐ってしまうので、そのようなものを肌にのせることの方が怖いですよね。ただし、防腐剤自体は肌にとって不要で、刺激を感じる人が多いというのは事実です。妊婦さんや赤ちゃん向けのスキンケアは、防腐剤の中でもなるべく刺激が少ないものをできる限り少量使っているのが一般的です。

また、「界面活性剤」についてのお問い合わせもよくいただきますが、界面活性剤は油と水を混ぜるために必要なもので、汚れを落とすためのものや、乳液・クリームにはほとんど入っています。純石けんにももちろん含まれています。問題なのはパラベンなどの石油系界面活性剤など、肌刺激を感じる人の多い防腐剤を使っていないか、そして量は多すぎないかどうかです」

Q:自分に合うものは使ってみないとわからないのですね。何か選ぶ目安はないものでしょうか?

木村さん:「できればサンプルで試せるといいですね。サンプルを使う場合は、ボティ用でしたら片方の腕や脚などに使ってみて、反対の手と比べてどんな変化が出るか試すとよいと思います。使っていない方よりすべすべになれば良い証拠ですし、万一赤みなどが出るようでしたら、ご自身には刺激が強いということになります。赤ちゃんのスキンケアを選ぶときも同じです。

また、安全性の確認試験をしている製品かどうかも目安になるかもしれません。皮膚刺激テストや、皮膚パッチテスト、皮膚アレルギーテスト、食物アレルギーテストなどを行っているか、製品のボトルやパッケージなどに書いてあるかも参考になると思います。

わからないことがあったら、メーカーの「お客さま相談室」に電話して疑問を解決するとよいですよ。私たちはお客さまに何でも聞いていただいて、安心して製品を使っていただきたいと思っています。いつでもお電話してください」

Q:妊娠中だけでなく、産後や赤ちゃんのスキンケアにもつながることですね。

木村さん:「そうですね。産後も女性のスキンケアは一生つづきますので、正しいスキンケアはずっと心がけてください。そして、赤ちゃんのスキンケアは生まれた日から始めてほしいです。出産で入院されるときに、赤ちゃん用のスキンケア用品(0ヶ月から使えるもの)を持参してくださいね。

赤ちゃんのスキンケアは、ママのお顔よりもさらにやさしくしてあげてください。ベビーローションなどをたっぷり手にとって、こすらないようにやさしく全身にぬりましょう。ママの手を往復させると力が入りすぎるので、基本は上から下へ手をすべらせるイメージです。

妊娠中はしっかりご自身のケアをして、産後は親子でスキンシップしながらスキンケアをして、子育てを楽しんでくださいね」

みなさんの日頃のスキンケア方法は大丈夫でしょうか?化粧品自体は以前から使っていたと思いますが、その方法が間違っていたとしたら、すぐに正しい方法に直したいですね。化粧品ごとに使い方がボトルに書いてあったり、取扱説明書が入っているはずなので、わかったつもりにならずに一度全部読み返してみるといいかもしれません。妊娠中の早いうちからのお手入れが、ずっと美肌を保てるかを左右します。キレイなプレママ&ママでいるためにがんばりましょう!くれぐれも、手の力は入れすぎずに。

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