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マタニティ古武術【新マタニティスポーツ】

2016.11.02

学資保険相談キャンペーン実施中

古武術? こぶじゅつ? それって何??? あまり耳になじみのない「古武術」という言葉ですが、これが近ごろ、妊娠中の身のこなしのヒントになる!とのうわさ。お侍さんが実践していた体の動き=古武術を、大きなお腹のプレママに応用した「マタニティ古武術」。そのレア度とは裏腹に、今日から使える身近なテクニックがいっぱいでした!

取材協力・監修

若林理砂(わかばやし・りさ)さん

1976年生まれ。鍼灸師・アシル治療室院長。高校卒業時に鍼灸免許を取得し、エステサロンの併設治療院で技術を磨く。その後早稲田大学に学び、アシル治療室を開設。2年以上初診者の予約待ちが続くカリスマ鍼灸師と呼ばれる。武術家・甲野善紀氏に15年来師事し、古武術はもちろん東洋医学に通じ、独自の食事指導も行う。

妊娠中の体の使い方、
ヒントは侍の動きにあった

古武術、それは、いにしえの武術・・・(?)。

古武術が「日本に古来から伝わる何か」であることは漠然と伝わってきます。が、平成に生きている女子には、いまひとつピンとこない言葉です。

まずは「古武術とは何ぞや」というところから、『マタニティ古武術』の著者の若林理砂先生に教えていただきました。

「ひと言でわかりやすく言うなら、武士が相手を倒すためのものですね。中でも達人の技というのは、いわゆる総合格闘技やボクシングみたいに、力でねじ伏せるのではなく、重心をうまく崩したり、不意をついて相手のふところに入ったりして、相手に抵抗する時間を与えずに無力化するんです」

ふむふむ。

「だから、古武術をやっている人たちは、筋骨隆々でムキムキなんて人はほとんどいません。筋力のない女性でもコツを覚えれば相手を倒すことができる。その摩訶不思議さに魅力を感じて、私は十数年古武術をやってきたんですが、残念ながら現代では古武術を使う機会がない。敵がいないんですよね(笑)」

先生、敵なんかいたらむしろ困ります!(汗)

「ところが、妊娠して不自由な体になってみたとき、初めて古武術が役に立ったんです(笑)。

妊娠すると、お茶碗を洗うとか、布団から起き上がるのとか、日常動作ひとつひとつが大変でしょう? でも、これが、古武術の動きの応用でかなり楽になった。感動でした」

力を使わず、重みを逃す。
ポイントは
重心コントロール!

すごい! でもなぜ、古武術で動きが楽になるの?

「そうですね。妊娠中は毎日すごいスピードで体の重心が変わります。前へ前へ重くなっていって、それを支えようとムリをして腰や背中を痛めてしまいます。

そして産後は、それまでの重心バランスがまた一気に変わりますよね。しかも赤ちゃんを抱きあげるという動作も加わり、腕や肩、手首に負荷がかかります。

でも古武術的な身体操作法を身につけておくと、お腹の重みや赤ちゃんの重みを、余計な力を使わずにうまく逃がしてあげることができるんです」

若林先生は実のお母さんを早くに亡くし、産後にサポートをしてくれる人がいない状態だったそう。でも、古武術的な身のこなし、つまり、重心のコントロールで日常動作をクリア。

臨月ぎりぎりまで鍼灸院でのハードな臨床業務をこなし、出産後の退院日からは普通に家事もして、産後2ヶ月には臨床に復帰。そして生後8ヶ月で10キロ超(!)というビッグに育ったベビーの抱っこも、難なく乗り切ったそうです。

「重くなるお腹」と
前向きに付き合おう

若林先生によると、妊娠中は、子育てをする体を作る“絶好のチャンス”だそう!

「忍者の修業の方法で、少しずつ高くなる木を飛び越えてジャンプ力をつけるっていうのがありますよね。これ、同じことが妊婦にもいえるんです。毎日いい感じで重くなっていくお腹は、少しずつ負荷を増やせるというすばらしい環境でもある(笑)」

な、なんというポジティブな考え方!

「妊娠中は腹筋がうまく使えなくなり、まるで腰まわりやわき腹を封じられたような感じになりますね。実はこれが、古武術的な身体の使い方にかなり近いのです。

古武術は“ねじらない”“ためない”“うねらない”という原則があります。よけいなひねりが加わると力が逃げちゃうんですが、妊婦さんは物理的に脇腹をねじれません。この状況は古武術的には、非常に強いのです」

妊娠によって、古武術に必要な条件が、自動的に1つクリアできる、というわけですね。

「妊娠すると日々動きに制限がかかってきます。つまり毎日稽古ができるようになるわけです(笑)。週数が進むにしたがって体はどんどんつらくなっていくわけなので、“いやだなぁ”とネガティブに捉えず、本気で体に向き合ってみてください。ポジティブでいると、上達も早くなりますよ!」

自律神経を整える
背中式呼吸

まず教えていただいたのは、基本の呼吸。深い呼吸は自律神経の働きを調整することにつながります。しかし、お腹が大きくなってくると、腹式呼吸がしづらくなって深い呼吸があまりできなくなります。

若林先生がおすすめする背中式呼吸をしてみましょう。胸式呼吸とも腹式呼吸とも異なり、背中全体を膨らませる呼吸法によって、深い呼吸を取り戻すことができます。

step1

コマネチ!のポーズで、そけい部に手を当てます。

step2

その手を押し込むように、股関節からグッと90度のお辞儀をします。ポイントは、重心をなるべくお尻側に置くこと。腰全体が後ろに引っ張られているようなイメージで。

step3

手を抜き取り、背中の肋骨の下端に当てます。

step4

そのままスーッと息を吸います。背中のほうへ思い切り空気を入れるように吸うと、背中全体が膨らむような不思議な感覚があるはず!

レッスン①上手にしゃがむ
「蹲踞(そんきょ)」
のポーズ

床のものを拾う。たったこれだけの動作が、妊娠後期になるとまったくできなくなります。お腹が肋骨と太ももにつっかえてしまい、かがむ、しゃがむという動作ができなくなってしまうのです。

日常で数え切れないほどあるこれらの動作をするときにおすすめなのが「蹲踞(そんきょ)」の姿勢。上手にしゃがめるようになると、日々の暮らしがグッと楽になります。

step1

かかとをこぶし1個半くらいあけて、つま先を外へ45度開いた状態で立つ。コマネチ!の姿勢で鼠蹊部に手を挟み、股関節から体を曲げて50~60度くらいの角度までお辞儀をする。

前から

横から

step2

おしりをかかとの方向へ向けて腰を下ろしていき、ゆっくり上体を起こしながら、かかとを徐々に浮かせていく。

前から

横から

step3

手を膝に置き、股をしっかり開いて安定させる。おしりがかかとの上にのったら完成! 腰を反らせて後ろに付き出さないように。

前から

横から

立ち上がるときは同じステップを逆まわしに。
この動作は恥骨結合や仙腸関節の柔軟性を高めるのにも役立ちます!

レッスン②重さを逃す「撞木立ち
(しゅもくだち)」

妊娠後期に差しかかると、こんなこともできないの!?というくらい、いつも普通にこなしてきた家事ができなくなります。

お腹がつっかえて流しで洗い物ができない、まな板までが遠くて包丁づかいが危ない・・・。そんなときは、「撞木立ち(しゅもくだち)」で半身の姿勢をとると、まさか!というくらいスムーズに家事ができるようになります。

これが撞木立ち。足をT字に(90度に)ひらき、その真ん中におへそがくるようにする姿勢です。

そして、体を45度くらいの角度へ傾ける(半身を返す)と、あら不思議!体重が分散して楽に立つことができます。

応用編1洗濯機から洗濯物を取り出す

まずは撞木立ち(しゅもくだち)になり、洗濯機に対して斜めの角度になるよう半身の姿勢を取ります。

次に支え手を洗濯機にかけ、効き手を肩の高さへ上げて、ズボッ!と直線的な動きで、洗濯機へ腕をつっこみます。このときの動きのイメージは、体ごと洗濯機へ飛びこむような感じ。

「大げさ!?」というくらい、体の側面を思い切り伸ばすようにすると、腰や肩の負担が減ります。

応用編2床に置いたカバンを持って立ち上がる

カバンに対して体が斜め45度の半身の姿勢になるように、撞木立ちします。

そのままスッと、体を正面へ返しながら膝立ちでしゃがみ、効き手をカバンへ下ろします。

カバンの紐をつかんだら、体をふたたび斜めに戻しながらスッと立ち上がります。

レッスン③お腹の重みで上手に
起きる、立ち上がる

食卓から立ち上がるとき、電車を降りるときなど、イスから立ち上がるのひとつとっても妊婦は大変! でも、お腹の重みで反動をつけてあげる(体重移動をさせる)と、サッと立ち上がることができます。

イスに座っている状態から、足を浮かせていったん背中側に寄りかかります。そのまま振り子のように前に倒れ、その勢いで立ち上がります。

布団から起き上がるときにもお腹の重みを利用することができます。

仰向けに一度向き直り、おへそを覗き込むように上半身を起こしながら片足の膝を近づける。その勢いで、お腹を起き上がりたい方向へブンッと振ると、振り子のようにサッと起き上がれます。

取材協力・監修/鍼灸師・若林理砂さん

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