プレママタウン

妊娠中の検査・検診

専門家/メーカー

月経(生理)と月経様出血(着床出血)の違い

2017.04.23

学資保険相談キャンペーン実施中

「着床出血」や「月経様(げっけいよう)出血」という言葉を聞いたことがありますか?妊娠の兆候のひとつとして考えられている出血です。妊娠しているかどうかドキドキしている時に出血すると、月経なのか、月経様出血(着床出血)なのか悩む方も多いですよね。着床で出血する確率はどれくらいあるのか、出血の時期や量などで見分けることができるのか、他に考えられる出血の理由などについてご紹介します。

監修/取材協力

医学博士 井上裕子先生

井上レディースクリニック 院長/リボーンレディスクリニック 理事長/日本産婦人科専門医/NPO法人マザーシップ 代表

女性の一生涯をサポートする婦人科診療、乳がん・子宮がん検診などにも力を注ぎ、『産婦人科の診療室から』(小学館)、『赤ちゃんとお母さんのための妊娠中のごはん』(池田書店)、『やさしくわかる 月数別 はじめての妊娠・出産』(西東社)など、著書、監修本も多数。

月経様出血
(着床出血)って
どうして起こるの?

受精卵が着床するときに出血することがあります。受精卵は絨毛(じゅうもう)という突起物をのばして子宮内膜にもぐりこんで着床するのですが、そのときに、子宮内膜が傷ついて出血することがあるのです。「着床出血」と呼んでいる方もいらっしゃいますが、医学的には、このことを「月経様(げっけいよう)出血」といいます。着床で出血する確率は2%ほどとかなり少ないので、月経様出血がなくても妊娠している可能性は十分にあります。

月経と月経様出血
(着床出血)を
見分けられる?

見分けるポイントはあるのでしょうか?出血の量や色などに違いはあるのかなど、見ていきましょう。

出血する時期は?

着床による出血が起こる可能性が高いのは、月経開始予定日の1週間前あたりから月経開始予定日頃まで。そのため、少し月経が早くきたのか、着床による出血なのか判断ができなくてドキドキする方も多いようです。

出血の期間は?

2~3日程度と、月経に比べると期間が短いことが多いようですが、中には月経様出血でも1週間ほど続く場合もあるそうです。

出血の色と量は?

個人差があるものなので一概には言えませんが、月経の時よりも量が少なく、おりものシートで足りる程度の量。色は茶褐色やピンクだけど、薄いことが多いようです。

基礎体温は?

時期、期間、色や量については人によって違ってくるものなので、それだけで月経か月経様出血かを見分けるのは難しい場合もあります。より正確な情報を得るためには、基礎体温をつけるとよいでしょう。基礎体温は妊娠していない状態だと、月経から排卵までが低めの体温が続く低温期で、排卵から月経前までが高めの体温が続く高温期になります。妊娠していると月経はこないで高温期がつづきますが、月経がはじまると基礎体温は急に下がってしまいます。出血しても高温期が続いていれば、月経ではなくて着床出血の可能性が高くなります。

妊娠検査薬は?

まずは月経開始予定日を1週間過ぎても確実に月経だと思える出血がなく、着床による出血だったのか、月経だったのか判断できない場合は、妊娠検査薬を試してみるとよいでしょう。排卵日が予定よりもずれることもあるので、最初に検査したら陰性だったけれど、日にちをおいて検査したら陽性になったというケースもあります。しかし、性交してから3週間後に検査しても陰性がならば、ほぼ確実に妊娠していません。

他に考えられる
出血の原因は?

月経と月経様出血以外にも、妊娠初期には次のようなことが原因で出血する場合もあります。

少量ですぐにとまるような出血ならば問題がないことが多いですが、出血がつづいたり、痛みを伴うような場合は、すぐに産婦人科を受診しましょう。

子宮外妊娠

受精卵が子宮腔ではなく、卵管や卵巣など別の場所に着床してしまうこと。出血量は少ないのですが、激しい腹痛を伴います。病院での手術が必要になります。放っておくと卵管が破裂するなど、命にかかわる深刻なことになるので早期発見が大切です。

生化学的妊娠(通称:化学的流産)

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され、尿を用いた検査で妊娠反応は出たものの、着床が続かないなどして、超音波で妊娠が確認できる前に流産してしまうこと。原因は受精卵の異常なので、生物の自然な過程として受け止めてくださいね。「化学的流産」と呼ぶ方もいますが、医学的には「生化学的妊娠」といいます。早期妊娠検査薬などで早い段階で検査ができるようになったために気づくケースが増えてきましたが、昔は気がつかず月経だと思うことが普通だったようです。出血の量などは、月経とあまりかわらない程度のものですが、レバーのような塊がでることもあるようです。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胎盤を作る元になる絨毛組織が異常に増殖し、子宮の中をいっぱいにしてしまう異常妊娠のこと。頻度は少ないですが、それが原因で出血することがあります。少量の出血が長く続くことが多いようです。

子宮ポリープ

子宮の入り口にできる良性腫瘍のこと。もともとあったものが妊娠の影響で大きくなったり、内診や性交の刺激で出血することがあります。妊娠、出産にはほとんど影響がなく、出産のときに自然ととれてしまうことも。持続的な出血があると感染症を防ぐために外来手術でとってしまうこともありますが、基本的には経過をみます。

子宮頸がん

子宮の入り口にできる悪性腫瘍のこと。妊娠と関係して発症するわけではありませんが、性交のときに接触して出血することがあります。出血の有無にかかわらず、妊婦健診では必ず検査をします。

子宮膣部びらん

子宮の入り口の部分の粘膜がただれてしまう状態のこと。おりものに血液がまじることがあります。

月経の場合も、着床による出血の場合も、どちらも出血する時期は月経開始予定日に近いので、判断が難しいもの。出血していた期間、量、色は、違いが出てきやすいものですが、個人差があるものなので、判断がつきづらいこともあります。基礎体温はつけていると参考になりますが、もともと計っていないと参考にできません。出血の正確な原因を知るためには、妊娠検査薬をためし、陽性ならば産婦人科で診察してもらいましょう。また、出血は他の原因で起こることもあり、子宮外妊娠など、早く発見して治療しなければならない場合もあります。痛みを伴う、出血が続くなど、異変を感じた場合も、迷わず産婦人科を受診してくださいね。

あわせて読みたい記事

出産予定日の登録

出産予定日を入力してね!
登録するとあなたにおすすめの記事が表示されるよ!

関連するキーワード

関連用語集

記事をシェアしよう!

プレママタウンとは?

  • 専門家からあなたへのアドバイス!
  • 出産に備えた専用の準備リスト!
  • ママ友が増えて悩みや不安を解消!

プレママタウン
入会キャンペーン

今なら全員に
「ナチュラル ムーニー」オリジナルサンプルプレゼント!

「着床出血」や「月経様(げっけいよう)出血」という言葉を聞いたことがありますか?妊娠しているかどうかの時期に出血すると、月経なのか、出血なのかわからないですよね。その違いを見て、不安であれば先生に相談をしましょう。妊娠・出産のサポートサイト「プレママタウン」

新規入会キャンペーン
今すぐ会員登録しておむつ試供品をもらおう!