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妊娠15週。胎児の様子は? 母体の状態は?

2018.04.02

カンタン60秒!タイプ別プレママ診断

妊娠15週、ついに胎盤完成! 胎盤は、母体から必要な栄養と酸素をもらい、老廃物や二酸化炭素を引き取ってもらう、物々交換の場。この胎盤の完成で、胎児の成長が加速します。つわりが終わる人も多くなり、流産のリスクも減少。胎児にとっても妊婦にとっても、胎盤完成はいいことづくめ。母親学級に参加したりして、適正な体重増加、バランスのいい食生活など、マタニティライフを楽しむための勉強をしましょう。この時期の胎児のこと、母体のこと。東京マザーズクリニック院長、林聡先生にうかがいました。

監修者プロフィール

林 聡(はやし さとし)
東京マザーズクリニック(東京都世田谷区)院長

「お母さんだけでなく、胎児も患者」をモットーに、専門性の高い最新の産科医療で、安心安全の妊娠・出産・育児をサポート。1992年広島大学医学部卒、同大学院修了。県立広島病院産科婦人科副部長、フィラデルフィアこども病院・ペンシルバニア胎児診断・胎児治療センター留学を経て、国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科医員、医長。2012年東京マザーズクリニック院長に就任。
http://mothers-clinic.jp/

妊娠15週、胎児の様子は?

妊娠15週のころには、胎児の体は各器官の形成期が終わります。そして、臓器の基本的な形が完成し、機能もしだいに発達してきます。また、男の子と女の子の区別となる外性器の形も完成へ。妊娠15週の末ごろには、胎児の大きさは身長約6㎝、体重は100gくらいになっています。

胎児の命綱“胎盤”の始まり~完成まで

妊娠15週3日。このころ、いよいよ胎盤が完成! 胎児のおへそから胎盤へと伸びた臍帯には、母体と胎児をつなぐ血液が流れています。

胎盤は、胎児が自分で作っている

胎盤は、受精卵が子宮内膜に着床したときから作られはじめます。着床と同時に受精卵の一部から絨毛(じゅうもう)という細い血管ができて、子宮内膜に根を張るように増えていきます。血管の数はどんどん増えて大きく、厚くなっていきます。胎盤は子宮内膜に接していますが、母体ではなく胎児が自分で作ったものです。

胎盤の大きさは14~15cm

胎盤が完成へと近づいていく、妊娠12週のころの大きさは10cmくらい。そして、完成する妊娠15週ころは、14~15cmくらいになります。完成後も胎盤は大きくなり、出産予定日のころには25cm前後、厚みは2~3cm、重さは500~600gくらいになります。

形の基本は楕円形ですが、丸に近い楕円形や横長の楕円形など、多少の違いがあります。

胎盤の中央には臍帯がついている

胎盤の中央には臍帯(さいたい)がついています。臍帯の先をたどると胎児のおへそに行きあたります。臍帯は胎盤の真ん中につくのが理想的! 胎盤全体から栄養や酸素を偏りなく受け取れます。もし、右端や左端につくと、臍帯を通して胎児に届く栄養が偏る心配も出てきます。

胎児の成長を支える胎盤のミラクルな働き

母体の血液から栄養と酸素をチョイス

胎児は母体の血液に含まれる栄養や酸素のおかげで発育します。しかし、母体の血液がそのまま胎児に届くわけではありません。胎盤に張り巡らされた毛細血管が栄養や酸素をチョイス…。臍帯を通して胎児に届けられます。

そして、不要になった老廃物や二酸化炭素を母体に送りつけます。胎盤は、物々交換の場なのです。

臍帯の長さは約50cm、血管は3本

臍帯は、胎児と胎盤を結ぶ管です。なかには3本の血管があります。1本は太い臍静脈(さいじょうみゃく)で、胎盤から胎児へ栄養や酸素を含むきれいな血液(動脈血)を届けます。あとの2本は細い臍動脈(さいどうみゃく)で、胎児から胎盤へ老廃物や二酸化炭素を含む汚れた血液(静脈血)を届けます。
臍帯の長さは平均で50cmくらい、太さは1.5cmくらいですが、長さや太さには、個人差があります。

妊娠15週、妊婦の体に起きやすいこと

胎盤が完成すれば、つわりも終わる?

つわりは、胎盤を形成する絨毛から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが関係しているといわれています。つわりの開始時期(妊娠5~6週)、ピーク期(妊娠8~10週)、終了時期(妊娠16週)とhCGの分泌量は、ほぼ同じように重なります。つわりは胎盤が完成する妊娠15週になると、たいていは収まるといっていいでしょう。

妊娠15週目のお腹の大きさ

妊娠4ヶ月になると、ママのお腹はだんだんとふくらんでいきます。妊娠15週末の子宮は、新生児の頭ぐらい(直径約10㎝)の大きさになっているのです。

子宮が大きくなると、恥骨(ちこつ)の陰に収まりきらなくなって、だんだんと上のほうへと上がってきます。このころには、おへその下あたりまで子宮が上がっています。おなかのふくらみには個人差はありますが、周囲の人が「妊娠したのかしら?」と気づくくらいに、少し目立ってくるでしょう。

妊娠15週、気をつけなければいけないこと

つわりを感じていた人も、ほとんどの場合は妊娠12週~13週、長びいても妊娠15週~16週には収まります。これを過ぎると、つわりで食べられなかった人も食欲が出てきます。妊娠中の今は、おなかの赤ちゃんのことも考えて、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

体重の増加に気をつけよう

つわりで落ちていた食欲が戻ると、なんでもおいしく感じられて、つい食べ過ぎてしまうことが。妊娠中、ある程度体重が増加するのは自然なことですが、太り過ぎは妊娠高血圧症候群のリスクが高くなったり、腰痛を招く原因になります。急激に太らないように気をつけましょう。

食事を見直すきっかけにしよう

つわりの後は、妊娠前からの食生活を見直すチャンスです。つわりのときには外食やテイクアウトのお弁当、レトルト食品などに頼っていた人も、手作りにトライしてみては? 妊娠中から食事作りをすれば、出産後の母乳育児や、その先の離乳食作りにも役立ちます。この機会に、栄養バランスやカロリーの知識をキャッチしましょう。

通院している病院や自治体の母親学級などで、妊娠中の食事の注意やコツを知ることができるでしょう。

妊娠15週、妊婦がしたほうがいいこと

母親学級を活用しよう

妊娠中の情報収集や相談に活用したいのが、母親学級です。一般的に妊娠初期の母親学級では、妊娠中の母体の生理的な変化や、食生活を含む日常生活の注意などを知ることができます。

出産する病院の母親学級、自治体が開催する母親学級もあるので、ぜひ参加しましょう。また、両親学級や父親学級、祖父母学級なども増えています。妊娠中の女性の体や心の変化について、家族に理解を深めてもらういいチャンスです。ぜひ参加を勧めましょう。

また「ひとり親」への支援も十分とは言えませんが、いろいろあります。こうした場所でも積極的に情報収集して、サポートを求めていきましょう。

妊娠中の体の変化を知っておこう

この時期、体調に変化を感じたら主治医に相談しましょう。とはいえ、妊娠が初めてだと、「いつもと違う」の「いつも」の感覚が、そもそもわからないですから、「妊娠中の正常な体の状態」について知っておくことが大切です。そのためにも、妊婦健診や母親学級を利用しましょう。妊娠中の体の生理的な変化について学んでおくと、トラブルが起きたときに早めに気づくことができるでしょう。

妊娠15週の体験談

悪阻もおさまってきて、少し出掛けられるように。ただ、疲れやすかったので、出かけるときは主人か両親に車に乗せてもらい、ちょっとだけお買い物していました。手助けがないとしんどかったので、人の心遣いがとても身にしみました。

(ママりいさん)

お腹も膨らみがわかり始めて、普通のズボンやタイツがきつくなっていたので、お腹を締め付けないようにワンピースやマタニティ用のタイツなどを着用するようになりました。

(かんたろー0003さん)

健診時のエコーで、赤ちゃんがかわいらしく動いているのが見えて、それまであまり妊娠している実感がなかったのですが、一気に幸せな気持ちでいっぱいになりました。

(ぶぶこさん)

つわりが落ち着き始め、体調がいい日には友人とランチに行けるように♪ つわりがひどい時は引きこもりになっていたため、良い気分転換になりました。エコーで映っていたお腹の子は動きまくっていて「元気に生きてるー!」っていう実感がすごく嬉しかったです。

(りくちぃ120さん)

前回から4週間ぶりの健診でした。つわりで食事もできず、体重も減り、胎動もまだ感じないので赤ちゃんが元気に大きくなっているか不安でいっぱいでしたが、先生に「順調に大きくなっていますよ」と言われて安心しました。

(さち760002さん)

自分だけが感じられる小さな胎動に感動して、涙したのを覚えています。病院では「性別がわかるかも?」とドキドキしながら超音波を見て、へその緒を男の子の大事な部分と見間違えて、主人と「男の子だ〜!!」ってハモってしまった。あれは恥ずかしかったな〜。

(nacchanママさん)

おわりに

胎盤が完成すると、流産のリスクはほとんどなくなります。その意味で、安定期に入るといってもいいでしょう。つわりが重かった人にとっては、つわりがなくなりスッキリすると心身ともに快適になります。その意味でも、安定期と表現してもいいかもしれません。

しかし、妊娠期間は、まだ3分の1が過ぎたばかり。胎児も大きく、子宮も大きくなる妊娠中期には、体への負担が強くなり、いろいろなマイナートラブルも出てきます。安定期に入ったからと羽目をはずさないようにしましょう。

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