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妊娠10週。胎児の様子は? 母体の症状は?

2017.05.16

妊娠10週は、妊娠とわかってから1ヶ月プラス1~2週間たったころ。胎児の体の大きさは? 形は? 知りたいことはいっぱいありますね。妊娠10週の胎児の様子と、妊婦に起こりやすい症状について、産婦人科医、林聡先生(東京都、東京マザーズクリニック院長)にうかがいました。

監修者プロフィール

林 聡(はやし さとし)
東京マザーズクリニック(東京都世田谷区)院長

「お母さんだけでなく、胎児も患者」をモットーに、専門性の高い最新の産科医療で、安心安全の妊娠・出産・育児をサポート。1992年広島大学医学部卒、同大学院修了。県立広島病院産科婦人科副部長、フィラデルフィアこども病院・ペンシルバニア胎児診断・胎児治療センター留学を経て、国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科医員、医長。2012年東京マザーズクリニック院長に就任。

http://mothers-clinic.jp/

妊娠10週。
落花生みたいな形です

妊娠10週0日の胎児の超音波画像。

丸い頭と少し長い胴がかわいい

妊娠10週の胎児をエコー・超音波検査で見たら、どんな形でしょう。お団子がふたつくっついたように見えます。雪だるま? いいえ、カラつきの落花生のほうが似ています。上のまん丸なところが頭、下の丸いけれどちょっと細長いほうが胴です。手足はまだ見えません。妊娠5週には手足の芽ができていますが、伸びてくるのは妊娠11週以降なので、超音波検査でははっきりとは見えないことが多いのです。

基本的な臓器の原型が、ほぼ完成するころ

胎児の体はどうやって作られていくのでしょう。建物と同じように、最初は原型を作る基礎工事が行なわれ、そのあとに内装工事。頭を例にすると、まず、頭蓋骨の原型を作ったあとで、内側の脳が作られます。妊娠9週までの胎児は、まだ基礎の基礎を作っているところなので、「胎芽」と呼ばれます。でも、次の週には、脳、心臓、肝臓、胃、腎臓など、主な臓器の原型がほぼ出来上がります。妊娠10週は、「胎児」に昇進するのです。

頭からお尻まで約3センチ、体重は約20g!

子宮内膜に着床したばかりの胎児は1mmくらい! しばらくは超音波検査では胎児の姿は見えなくて、胎児が入った袋、胎嚢(たいのう)だけが確認できます。胎児の姿が見えるようになるのは妊娠5~6週です。また、CRL(頭殿長)といって、胎児の頭の先からおしりの先までの長さを測れるようになります。妊娠10週の胎児のCRLは約30mm、体重は約20g。ちっちゃいですね。

心拍数は、
このころピークに!

ドッドッドッ…は胎児が元気な証拠

胎児心拍は胎児の心臓の鼓動。胎児が生きているとわかる大切な証です。妊娠10週ころは流産の心配もあるので、定期健診では必ずエコーで心拍を確認します。モニター画面では山型の波形を描き、超音波ドップラーではドッドッドッという音が響きます。

「健診で、この音を聞いてもらうと、皆さん、赤ちゃんは元気!と喜びます。ママよりパパのほうが感激しているようです」と、林先生。心臓の鼓動には胎児の存在を実感させる強い力があるのですね。

妊娠10週0日。画面下の波形が心臓の拍動。胎児の心拍数はこのころがピーク。モニターの胎児は1分間に174!元気です。

1分間に180回! がんばる胎児心拍

心拍は心臓が血液を送り出す拍動のこと。血管が収縮して血液を押し出します。でも、小さい胎児はまだ収縮する力が弱い!ので、収縮回数を多くして補っています。妊娠5~6週の心拍数は100前後、その後増えて160~170になり、妊娠10週にはピークを迎えて180に! 心臓の働きが成熟するにつれて心拍数は減り、出産予定日前後には140くらいになります。

妊娠10週。妊婦に起こりやすいこと

出血に注意しましょう

胎児心拍がしっかりしていれば、流産の心配はほとんどありません。とはいえ、妊娠10週はまだ流産する心配もあります。出血は重要な流産のサインです。出血していないかどうか、注意しましょう。

出血の原因の多くは胎嚢と子宮の間からの出血です。将来胎盤になる絨毛が子宮内膜に根を張る過程で起こる出血で、ほとんどは心配ありません。しかし、出血量が多い絨毛膜下血腫になると、流産につながる場合もあります。出血量が多いときや出血を繰り返すとき、おなかの痛みを伴う場合は早目に診察を受けましょう。

つわりは妊娠継続を実感させてくれる

つわりは妊娠5~6週ころに始まり、症状は妊娠10~12週のころにピークを迎えます。つわりの症状には個人差があり、吐いたり頭痛があったりと多彩です。ただ、つわりがあるとおなかに胎児がいると実感できる!という人も! つわりには流産を否定する効用もあります。

Dr.林「妊娠初期、
医師はココを診ている」

妊娠初期(妊娠4~15週)は、おなかの赤ちゃんに関する相談が集中します。つわりもあるし、流産も心配、体もどんどん変化していく時期ですから。私のクリニックの健診では、まず子宮内の胎嚢(たいのう)確認(妊娠4~5週)と、胎児心拍の確認(妊娠5~6週)で、妊娠の確定診断を行ないます。妊娠8~10週ころまでは流産の可能性もあるので、出血に注意します。妊娠11~15週では胎盤がしっかり作られているかを確認します。

胎盤が完成して安定期に入る妊娠15週までは、とくにかかりつけ医の指示通りに受診して、出血などの心配ごとがあるときは、早目に相談してください。

取材協力:東京マザーズクリニック(東京都世田谷区)

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