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妊娠4ヶ月(妊娠12週、13週、14週、15週)の胎児と母体の状態

2018.04.16

カンタン60秒!タイプ別プレママ診断

妊娠4ヶ月、赤ちゃんの命綱である「胎盤」がついに完成! 胎児の発達は加速します。ミラクルな胎盤の役割とは? 赤ちゃんの性別は? 一方、ママはつわりもそろそろおさまって、食欲が湧いてくるころ。食生活を見直して、体重管理を! 母親学級に参加したり、マタニティライフも楽しんだり! 妊娠12週、13週、14週、15週の胎児の様子、母体の状態をご紹介します。

監修者プロフィール

島岡昌幸
島岡医院(京都市南区)院長

「母と子がハッピーになってほしい」と願い、専門の周産期医療はもとより、育児や子どもの皮膚のことなど、日夜勉強を重ねている。母と子が集い学び楽しむ「親育ち、子育ち」の場も多数企画。1970年関西医科大学医学部卒業。同大学附属病院産科主任、大阪府済生会泉尾病院産婦人科医長、奈良東生駒病院初代院長を経て、1983年、島岡医院院長。
島岡医院

妊娠4ヶ月(妊娠12週、13週、14週、15週)の
胎児の様子

妊娠12週:脳のミッドラインが見える!

妊娠12週ころには、脳を左脳と右脳に分けるミッドラインが超音波検査で確認できるようになります。心臓の4つの部屋、右心房、右心室、左心房、左心室も見えるようになります。

胎児の体は、受精卵になったときの「命の設計図」を基に作られていきます。ビル建設を想像してみましょう。5階建てのビルなら、脳のフロアは最上階、心臓は4階でしょうか…。やがて、フロアごとに小部屋が作られます。脳は左脳と右脳に分かれ、仕切りの壁がミッドラインです。ミッドラインには左脳と右脳をつなぐ架け橋(脳梁/のうりょう)ができてきます。

心臓は4つの小部屋に仕切られます。心臓の右には右心房と右心室、左には左心房と左心室ができてくるのです。

妊娠13週:小腸が急速に発達する

妊娠13週0日の胎児の大きさ/体重約35g(*)

消化器を構成する臓器はたくさんあり、それぞれが食べ物を消化・吸収する大切な働きをしています。このうち、小腸と大腸は胃で溶かされた食べ物の栄養や水分を吸収する働きを担当しています。

胎児期、小腸は大腸より先に発達します。妊娠7週(妊娠2ヶ月末)に発生した小腸は、初めは一部が臍帯へ出ていますが、妊娠8週(妊娠3ヶ月の初め)以降、おなかの中に落ち着いて、妊娠13週ごろから急速に発達し始めます。

妊娠14週:「胎盤」が完成期を迎える

妊娠14週0日の胎児の大きさ/体重約60g(*)

妊娠14~15週を迎えると、胎盤が完成します。妊娠直後から、絨毛(じゅうもう)という細かい根のような組織が、子宮内膜に少しずつ根を張りはじめ、ひとつの器官になったのが、胎盤です。

胎盤には、胎児につながる臍帯(さいたい/へその緒)がついていて、母体と胎児をつなぐ連絡通路の役割を果たします。臍帯の中には3本の血管(臍動脈2本・臍静脈1本)があります。

妊娠14週5日の3Dエコー。胎盤が完成すると赤ちゃんも急成長! 手も足も細いけど、しっかりしてきた赤ちゃん。

胎盤は、物々交換の基地

胎盤が完成すると、臍(さい)静脈を通してママから赤ちゃんへ酸素や栄養が運ばれます。赤ちゃんからは臍動脈を通して、二酸化炭素や不要な老廃物などがママに送り返されます。母体は、それを肝臓などで処理します。胎盤は物々交換の基地みたいなもの。胎児は胎盤のおかげで、役に立つ物を受け取り、要らない物は返却することができるのです。

胎盤が完成すると、安定して物々交換ができるようになるので、胎児の発育のスピードはこれまで以上にアップします。

胎盤は、「胎児御用達血液」を製造

胎児の成長に欠かせない栄養も酸素も、母体の血液が材料になっています。でも、母体の血液がそのまま胎児に運ばれるわけではありません。胎盤が、胎児用の血液に作り変えてから届けられます。血液型の違うママと赤ちゃんの血が混ざらない絶妙の働きです。

胎盤はフィルターの役割、ホルモン分泌も

胎盤は、胎児にとって有害な物質が入らないように防ぐフィルターの働きもしています。さらに、いろいろなホルモンを分泌して妊娠を維持したり、胎児の成長を促したり、出産や産後の授乳の準備を整えたり……。 胎盤は、じつに多くの重要な役割を果たしている“スーパー臓器”。

その臓器に不具合が起こると、胎児が受け取る栄養も酸素も不十分になり、発育が滞ってしまいます。胎盤はまさしく、赤ちゃんの命綱!なのです。
・胎盤について詳しくはこちら

妊娠15週:外性器の形も完成

妊娠15週0日の胎児の大きさ/体重約85g(*)

妊娠15週を迎えると、各器官の形成期が終わり、臓器の基本的な形が完成するとともに、機能がじょじょに発達してきます。男の子、女の子の外性器の形も完成してきます。

皮膚だって育ってる!

妊娠11週のころの皮膚はとても薄く、透明なガラスのように血管や内臓が透けて見えます。それが妊娠15週ごろには赤みが増して、じょじょに不透明になってきます。でもまだ血管が透けて見える程度の厚みです。顔の皮膚には、うっすらうぶ毛が生えてきます。

皮膚も臓器のひとつ。体全体を包んで内部を保護するとても重要な働きをしています。

妊娠4ヶ月のママの状態

おなかが少し目立ってくるころ

妊娠4ヶ月になると、ママのおなかはだんだんふっくらしてきます。妊娠15週末の子宮は、ちょうど新生児の頭ぐらい(直径約10㎝)の大きさになります。グレープフルーツぐらいの大きさです。

子宮が大きくなると、恥骨(ちこつ)の陰に収まりきらなくなり、おへその下あたりまで上がってきます。個人差はありますが、周囲の人が「妊娠かな?」と気づくくらいに、少し目立ってくるでしょう。

超音波検査(エコー)は、経腹法に

赤ちゃんが大きくなってくると、経腟超音波のプローブ(検査器具)では、観察しにくくなくなります。妊娠12週以降の超音波検査は、ママのおなかの表面にプローブを当てる経腹法になります。経腟超音波は内診台で受けましたが、経腹超音波は外診台(診察室内のベッド)で受けます。

つわりが終わって、食欲が出てくる

つわりは、ほとんどの人は妊娠12週~13週、長びいても妊娠15週~16週には収まります。つわりで食べられなかった人も食欲が出てきますが、量より質を心がけて、栄養バランスのよい食事をとるようにしましょう。

この時期は、妊娠前の食生活を見直す絶好のチャンス! つわりのせいで外食や買ってきたお惣菜やお弁当、レトルト食品などに頼ることが多かった人も、ぜひ手作りにトライしましょう。妊娠中からきちんと食事作りをしていると、産後の母乳育児にもいいですし、離乳食を作るときも、スムーズに手作りできるでしょう。栄養バランスやカロリーの知識を役立てることもできますね。

市販のテキストを活用したり、通院している病院の母親学級などに積極的に参加して、妊娠中の食事の注意を学びましょう。

また、『プレママタウン』の記事も参考にしてみてください。
・妊娠中の理想の体重の増え方、体重管理について
・妊娠中の貧食 体重管理にご用心

妊娠4ヶ月のママがしたほうがいいこと、
注意するべきこと

母親学級や両親学級に参加しよう

妊娠前だったら、「ちょっと熱っぽい」「鼻水が…」など、自分の体調の変化に気がつきやすいものです。いつものなんでもない「正常な状態」をよく知っているからですね。しかし、妊娠後は体の外側だけでなく、内側でもさまざま変化が起こり、「妊娠」そのものが、ふだんと違う状態になります。

ですから、「妊娠中の正常な体の状態」について、よく知っておくことが大切。妊婦健診や母親学級を活用して、妊娠中の体の生理的な変化について知っておくと、トラブルが起きたときに早めに気づくことができます。

そのためにも活用したいのが、母親学級です。通常、妊娠初期の母親学級では、妊娠中の母体の生理的な変化や、食生活を含む日常生活の注意などを勉強します。出産する病院の母親学級に参加できればベストですが、地方自治体(市区町村)が開く母親学級もあります。また、両親学級や父親学級なども増えています。パートナーには、妊娠中の女性の体と心の変化を理解してもらうためにも、積極的に参加してもらいましょう。

また、「祖父母学級」「孫育て教室」を開催している、自治体やNPOもあります。じぃじ、ばぁばに、時代とともに変化している現代の育児を学んでもらえば、さらに心強いサポーターになってもらえるでしょう。

つわりが落ち着いたら、歯科を受診!

つわりで、歯ブラシもままならなかった人、虫歯や歯周病が気になっていた人は、つわりが明けたら、ぜひ歯医者さんへ。おなかが大きくなると、治療の椅子に座っているのも苦しくなりますし、産後は育児に追われ、ますます足が遠のきます。

また、歯周病が、早産や低体重児のリスクを高めるというデータもあります。歯周病は、自覚症状のないままに進行していることが多いですから、この時期に一度、受診しておくと安心です。

マタニティライフを楽しもう

母子健康手帳を受け取り、母親学級に参加すると、妊娠の実感はより強くなるでしょう。泣いても笑ってもマタニティライフは266日間! 40週0日の出産予定日までできるだけ楽しく、いきいきと過ごしましょう。

妊婦健診で許可が出たら、妊娠中にできるエクササイズやスポーツに参加して積極的に体を動かすと、気分転換になります。友だちを作る機会にもなり、同じ妊婦同士の話ができて情報交換もできます。赤ちゃん誕生後は子育てのとまどいをリアルタイムで共有できると、安心できることも多いでしょう。

胎教は、タバコを吸わないことから

おなかの赤ちゃんに想いを馳せるのが「胎教」です。赤ちゃんが「そんなことしてほしくない!」と感じていないか、考えてみましょう。

胎教のトップはタバコを吸わないこと。妊娠中の喫煙は胎児の発育に悪影響を与えます。妊娠中だけでなく、出産の経過や誕生後の赤ちゃんの発育にもマイナスの影響があります。必ず禁煙しましょう。家族が喫煙する副流煙も心配です。妊娠を機会に禁煙を! 職場では禁煙または完全分煙の配慮を求めましょう。

「自力で禁煙するのは無理」という場合は、禁煙外来に相談してもいいでしょう。妊娠中は原則として禁煙の薬は使えませんが、禁煙カウンセリングを実施している病院もあり、なかには通院していない妊婦を受け入れているケースもあります。自治体が禁煙外来のある病院を紹介していることもあるので、「妊娠中の禁煙外来」で検索してみましょう。

性別を聞く?聞かない? 夫婦で話し合いを

希望すれば、赤ちゃんの性別を教えてくれる病院が多いでしょう。ただし、教えるのは「妊娠○週以降」などと決めているところもあります。また、通常の超音波検査は時間が短いので、胎児の姿勢によってはわかりづらいこともあります。

ママの多くは、胎児の性別を知りたがりますが、「本当は知りたくない」というパートナーもいます。よく話し合って、ママとパパの意見を一致しておきましょう。

参考:(*)日本超音波医学会「妊娠週数毎の基準値」より
『ギルバート発生生物学』『ラングマン人体発生学』『最新産科学』『新発生学』『病気がみえる<産科>』など

取材協力/島岡医院(京都市南区)スタッフの皆様、NPO法人チャイルドトラスト

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