妊娠中期(16週目~27週目)の超音波エコー写真を紹介します。
井上裕子先生 プロフィール
東京都立川市 井上レディスクリニック院長。
産婦人科専門医、日本乳癌学会認定医、認定健康スポーツ医 他。
診療のかたわら、思春期から更年期の様々な女性に対しての講演活動、また、雑誌・TVなどに、出演、監修、執筆するなど多方面で活躍。
著書に「産婦人科の診療室から」(小学館)、「元気になるこころとからだ」(池田書店)、「STUDY SEX」(農文協)など。一娘の母。
- ※診療科目は産婦人科一般。助産婦外来もあります。
妊娠16週目
頭の大きさは鶏の卵くらい。髪の毛や爪もはえはじめます。
妊娠17週目
全体にバランスのとれた体つきになり、骨格や筋肉もしっかりして羊水の中で活発に動き始めます。
妊娠18週目
体にまるみを帯びてきます。早いママだとこの頃に胎動を感じることも。
妊娠19週目
胎動を感じるママが増え始める頃。赤ちゃんが手足を大きく伸ばしたときに感じるようです。
妊娠20週目
胎児の皮膚を保護する「胎脂」という脂肪がつき始め、体がまるみを帯びてきます。
妊娠21週目
胎児の位置が安定していないので、逆子になることがよくあります。この時期の逆子は自然に治るのを待ちましょう。
妊娠22週目
羊水が増えて運動が盛んになるため、骨や筋肉が発達して丈夫になっていきます。
妊娠23週目
羊水の中でよく動く時期なので、こんなふうにいろいろなポーズをしています。
妊娠24週目
上を向いたり、下を向いたり、忙しく動ける時期。
妊娠25週目
このように手足の形だけでなく、顔もまぶたが上下に分かれ、顔立ちがますますはっきりしてくる時期です。耳もしっかり聞こえるようになります。
妊娠26週目
超音波で男女の区別がつく頃ですが、頻繁に姿勢を変えているのでエコーを行うタイミングで見えないこともよくあります。
妊娠27週目
大脳機能のコントロールができるようになる時期です。