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産前産後ヘルパーについて【育児支援活用シリーズ】

2013.02.06

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だんだん大きくなっていくおなか。赤ちゃんの成長は何にも変えがたい喜びです。でも、妊娠中はこれまで普通にできていたことが、少しずつままならなくなっていく不便も感じるとき。大きくなったおなかを抱えながら、掃除・洗濯・食事の支度と、あれこれするのは大変です。
さらに、無事に出産を終えても、赤ちゃんのお世話をしながら家事をする生活が待っていることを考えると、不安な気持ちでいっぱいになってしまうママもいるでしょう。
今回は、そんな産前産後をケアしてくれる民間や行政の支援をご紹介! 1人で抱え込まずに、ときには助けを借りてみましょう。

取材協力・監修

生活協同組合ちばコープ「おたがいさま」

http://mirai.coopnet.or.jp/service/otagaisama.html

(2013年3月21日~URLが変更になります)
事業を行っているところ:生活協同組合ちばコープ
(2013年3月21日から生活協同組合コープみらい)
利用できる人:ちばコープの組合員
利用時間:月~金/7時~20時 ※7時~9時、18時~20時は割増料金
土・日・祝/9時~18時
利用料金:1,250円~/1時間(30分の利用は1,000円)
※内容・利用時間により割増になる場合あり
※応援者の交通費は利用者が別途負担する
利用回数:制限なし

産前産後の支援をしている、おたがいさまコーディネートリーダーの上代美恵子さん(右)と地域コーディネーター深山栄子さん(左)。緊急の場合は自ら応援に入ることもあるそうです。
「赤ちゃんのお世話はワクワクしますね(笑)。家事や育児の経験を活かして、若いママの助けになったらうれしいです」

千葉市「エンゼルヘルパー」

http://mirai.coopnet.or.jp/service/otagaisama.html

事業を行っているところ:千葉市こども未来局こども未来部保育支援課
利用できる人:(1)妊娠中又は出産後4ヶ月以内で、昼間家事や育児の手伝いをしてくれる人がいない人、(2)多胎での出産後1年以内で、その子どもを養育している人
利用時間:午前8時00分から午後6時00分まで(年末年始を除く)
利用料金:1回2時間あたり、1,610円
利用回数:妊娠中又は出産後4ヶ月以内で、1回2時間、1日2回、最大20回限度。多胎の場合は出産後1年以内で最大50回限度。

産前産後の
日常生活にこそ、
支援が欲しい……。

夫や上の子のごはんはいつも通りやってあげたいし、部屋だって掃除したい。トイレやお風呂掃除だって!でも、つわりで体が辛いし、おなかが大きくなれば思うように体も動きません。

産後はきっともっとたいへん。赤ちゃんのお世話を教えてくれる親も近くにいないし、いてもどこまで頼れるかわからないし――。

そんなときにお願いしたいのが、「産前産後ヘルパー」「産褥ヘルパー」「産前産後母子ケア」などと呼ばれるサービスや支援制度。民間のベビーシッター会社や家事代行業者をはじめ、最近は行政もこの時期の支援の必要性を感じて、取り組み始めているところがあります。

「ヘルパー」なんて聞くと、病気や入院など、よほどのことがないと頼れない、と思いがちですが、そんなことはありません。赤ちゃんの命を守り、家族を守るためにも、まずは自分を守らなければ――

産前産後は、人生の中でも本当にたいへんな時期。今こそ、頼っていいんです。

産前産後は心身ともに不安定。だれかがいっしょにいてくれるだけで心強いもの。育児の先輩ならもっと安心だ。

「生協ちばコープ
おたがいさま」の
産前産後支援って?

生活協同組合ちばコープは、1999年に立ち上げた「おたがいさま」という事業の中で、産前産後の支援を行っています。「おたがいさま」は、暮らしの中の困りごとを気軽に助けてあげたり、助けてもらったりする活動。

「『おたがいさま』を立ち上げたきっかけは、『重いものを買ったときにちょっと家まで運んでもらえたらありがたい。目に見えて大変な人には行政の支援がありますが、こんなふうに"ちょっとしたたいへんさを支える"仕組みがどこにもないので、ぜひ生協で作ってほしい』という小さな声からでした」(ちばコープおたがいさま受付センター センター長・千田通康さん)

この"ちょっとしたたいへんさ"こそ、まさに産前産後で直面すること。「ちょっと、お味噌汁を作ってお肉を焼いて欲しい」「ちょっと、重たいお米とトイレットペーパーを買ってきて欲しい」「ちょっとお風呂の掃除…」「ちょっと沐浴…」「ちょっと、子どもと留守番」……。でも、この「ちょっと」がどうにもならない――。

かつては、親やきょうだい、親戚、ご近所さんが助けてくれた「ちょっとのこと」が、いまは簡単にはお願いできない時代。「おたがいさま」はそんなニーズをとらえて生まれた、支え合いのシステムなのです。

「おたがいさま」を利用するには、1口500円(何口でも可)の出資金(やめるときには全額返却される)を出して、生活協同組合ちばコープの組合員になります。これで、コープで販売している商品の宅配サービスなどを受けることができ、通常の家事手伝いや産前産後の支援も受けることができるようになります。(宅配サービスや店舗の利用は任意のため「おたがいさま」のみの利用も可)

支援内容によって金額が違いますが、産前産後の場合は、1時間1250円~。支援する人(組合員)には、そこから事務経費等を差し引いた謝礼が支払われます。

「産前産後のお手伝いをするのはみな女性。とくに資格は求めていません(後述の千葉市エンゼルヘルパー応援者のみ事前講習受講が条件)。子育てを応援したいと思っている女性で、主婦として日常家事ができる人にお願いをしています」(ちばコープ千田さん)

ちばコープおたがいさま 利用の流れ

  1. ちばコープに加入し、銀行口座等を登録
  2. 電話でコーディネーターと打ち合わせ
  3. コーディネーターが応援者を探す
  4. 応援者と利用者の顔合わせ(急ぎの場合は省略することも)
  5. 利用日に応援者が訪問し応援
  6. 支払いは後日登録口座から引き落とし、交通費のみ当日現金払い

生後2週間の赤ちゃんの
おうち支援に同行!

「ちばコープおたがいさま」が、今日は生後2週間の赤ちゃんのお家に応援に行くというので、同行させてもらいました。

四街道市に住む河上純子さん(仮名)は、退院してまだ1週間。まだまだいつも通りに動ける体ではありません。

おたがいさま「こんにちはー!さて、今日は何をやりましょう?」

河上さん「ありがとうございます。実は洗濯物がたまっちゃって…。洗濯と晩ご飯の下ごしらえをお願いします。野菜とお肉を切って、タッパーに入れていただけますか?あ、あと冷蔵庫の中の整理も…(汗)」

おたがいさま「はーい。ママはゆっくりしててくださいね。赤ちゃんと一緒にお昼寝しててもいいわよ。ハンガーとか、自由に使っていいかしら?にんじんはどう切りましょうね。イチョウがいい?乱切りがいい?」

河上さん「おまかせします!あー助かります!(涙)」

核家族の河上家には、幼稚園に通う5歳のお兄ちゃんがいます。出産を終え、困ったのは育ち盛りのお兄ちゃんと産まれたばかりの赤ちゃんのリズムが違いすぎること。お兄ちゃんは自分の遊びの相手をしてほしいし、そうこうしていると赤ちゃんが泣き出すし。赤ちゃんのお世話を始めればお兄ちゃんのやんちゃも始まって…。まだまだ無理をしてはいけない体と思いつつ、ついつい無理をしてしまう……。家事もどんどんたまっていく……。今はお兄ちゃんにお弁当を作って持たせるだけで精一杯という状態なのだそうです。

おたがいさま「私たちは、日ごろふつうの主婦としてやっていることを、そのままやらせていただいているんです。食事の準備や後かたづけ、衣類の洗濯や簡単な縫い物、掃除機がけ、ぞうきんがけ、整理整頓…。赤ちゃんのお世話も、昔を思い出してうれしくなってしまいます(笑)。ミルクをあげたり、おむつ交換をしたり、沐浴のお手伝いもしてます」

こうして話をしながらも、手際よく家事を片付けていきます。

河上さん「実は私、あまり人と話すのが得意じゃないんですが、来てくださるとすごくリフレッシュできます。赤ちゃんを相手にしてると、ずーっと大人と話ができないから…」

おたがいさま「そうおっしゃる方も多いんですよ。産後すぐは気持ちも不安定だから、すごく孤独感を感じてしまったり、悲しいわけではないのにポロポロと涙が出てしまったりするんですよね。家族には気をつかって話せないことも、他人だと気がラクってこともありますし」

話している間にもテキパキと家事が進んで、お願いした2時間が終了。利用料は口座からの引き落とし。交通費はその場で支払います。河上さんはさっそく、次回の予約日を決めていました。

赤ちゃんのおむつがえ、沐浴なども、先輩ママだから安心しておまかせできる。

産前産後は買い物もひと苦労。重い野菜やお米、かさばるトイレットペーパーなど、買出しもお願い。

千葉市の産前産後ケア
「エンゼルヘルパー」
の場合。

こうした産前産後ケアに、自治体で取り組んでいるところもあります。千葉県千葉市の「エンゼルヘルパー」もそのひとつ。平成14年から取り組んできました。

千葉市では、23社の民間のベビーシッター業者や介護支援業者に業務を委託。先に紹介した「ちばコープおたがいさま」も、この委託業者の1つになっています。

利用条件は、千葉市に住んでいること。妊娠中~出産後4ヶ月以内の人(多胎の場合は出産後1年以内まで利用OK)。昼間に手伝いをしてくれる人がいないこと。この3つの条件を満たせば利用できます。所得制限はなし。申請書はパソコンでダウンロードして、ファックスか郵送でもOK。

申請を受けると、市のコーディネーターと委託業者のコーディネーターが連絡を取り合い、すぐに利用者とヘルパーとの顔合わせも行われ、5日ほどで支援が行われます。

「産前産後のめまぐるしさや心身の不調などもわかってくれているようです。申請から5日で来ていただいたときはすごくホッとしました」と、利用者の評判もいいようです。

利用料は、1回2時間で1610円。利用回数は期間中に最高20回まで(多胎の場合50回まで)。

利用が多いのは、産後すぐの新生児期や、里帰り出産を終えたママですが、つわりや絶対安静などで身動きがとれない妊娠中のママもいるそうです。

千葉市エンゼルヘルパー 利用の流れ

  • 【利用日の5日前までに申請】申請書は、保健福祉センターでもらうか、保育支援課よりFAX、郵送、またインターネット等で入手し、FAX、郵送、メールで申請。
  • 【マッチング】申請を受理後、保育支援課のコーディネーターが利用者と支援内容を電話で確認。その後、事業者がヘルパーを調整。
  • 【顔合わせ】利用の初日に市のコーディネーター、事業者のコーディネーター、エンゼルヘルパー、利用者の4者で事前に顔合わせ。
  • 【応援】利用者の家にエンゼルヘルパーが訪問し応援。

産前産後ヘルパーを利用
したママたちの声。

最後に「ちばコープおたがいさま」の支援を受けたママ、千葉市の「エンゼルヘルパー制度」を利用したママたちの声をご紹介します。妊娠中から支援の情報を集めて、たくさんの人の力を借りて、育児を楽しみたいですね。

「つわりがひどく、食事もままならない状態のときに、買い物と夫の分の食事の用意をお願いしました。私にはさっぱりとした口当たりの食べ物を作っていただきました」

「切迫早産ぎみで1ヶ月間の絶対安静。私はベッドに寝たままでしたが、家中にたまったホコリをきれいに掃除してもらいました!」

「赤ちゃんを迎える準備のためにお願いしました。臨月だったので家具などを思うように動かせず、手伝ってもらえて助かりました」

「子どもがまだ小さいため、掃除の補助をお願いしました。短時間でも集中して掃除していただけるのでとても助かっています」

「洗濯物の畳み方や野菜の切り方など、わが家のやり方をちゃんと聞いてくれるのでありがたいです」

「ほとんど愚痴ばかり聞いてもらっていました…。誰にもいえない気持ちを吐き出せると、肩の荷が少し軽くなった気がしました」

「大変ね、よく頑張っているわよ、と明るく言ってもらえてホッとしました。私は誰かにそういってもらいたかったんだな、って思いました」

取材協力/生活協同組合ちばコープ「おたがいさま」
(2013年3月21日~生活協同組合コープみらい)
千葉市こども未来局こども未来部保育支援課

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