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産後の冷えも解消する「温活」10のススメ

2017.12.04

多くの妊婦さんは暑がり。だけどその分産後に急にやってくる体の冷えに対応できないことも。さらに、新米ママが育児に追われるめまぐるしい日々は、緊張やストレス、睡眠不足、不規則な生活など、体や心の冷えにつながる不安な要素がたくさん。冷えは肩こりや腰痛、便秘や下痢、倦怠感など、さまざまな不調を来します。でも、その対策はシンプルで簡単です。自然医療研究の専門家に妊娠中~出産後の温め健康法「温活」についてお話を伺いました。

取材協力:(株) 千趣会BELLE MAISON

監修者プロフィール

川嶋 朗(かわしまあきら)先生
東京有明医療大学教授、広島大学医学部客員教授、新潟薬科大学客員教授。医学博士。日本統合医療学会理事、日本予防医学会理事。

自然治癒力を重視し、近代西洋医学と代替・相補・伝統医療を統合した医療を実践中。西洋医学での専門は内科、腎臓病、血液浄化、膠原病、高血圧。
『川嶋流「温活」で心とからだの万病を防ぐ』(メトロポリタンプレス)、『冷え取りの教科書』(マイナビ)など著書多数。

冷えは万病のもと!

そもそも「冷え」とは?

「冷え症」というと特定の症状のように思われますが、案外、自覚のないまま冷えからくる不調に悩まされている人も多いといいます。

原因その①鈍感になっている!

もともと人間の体は環境が変化しても体温調節するようにできています。けれど、エアコンが普及し、冷たい飲み物・食べ物を当たり前のように摂取できるようになって、「冷たさの刺激」に慣れ、寒さや冷えに対して鈍感になり体温を上げにくくなってきているといいます。自分でも気づかないうちに冷えやすい体になっているのです。

原因その②自律神経が乱れている!

自律神経による、体表の毛細血管を「収縮する-ゆるめる」働きで血が巡り、体温調節が行われます。ストレスなどの原因でこの自律神経のバランスが乱れると血流が悪くなり、冷えを招くことに。

原因その③血液が滞っている!

真っ先に冷えを感じるのは手や足先ですが、体の内部の器官、内臓や循環器系、呼吸器系なども温度が下がると機能が低下します。全身に熱を届けるのが血液で、血液がスムーズに流れていれば、体全体を健康な状態に保てます。逆に、血液そのものの温度が低いと、血液の粘度が上がって血の巡りも悪くなり、ますます体が冷えるという悪循環に陥ります。

原因その④筋肉量が少ない!

生きていくために必要な基本的なエネルギーや運動などに使われる消費カロリーの多くは筋肉で作られます。筋肉が少ないと、作り出す熱の量も少なくなり、体温の低下につながります。

体が冷えると何が起きる?

人間の体は、古い不要なもの(血液や臓器など)を壊して排出し、新しい物を作る新陳代謝を毎日繰り返しています。新陳代謝が活発に行われる体の深部体温は38℃と、体温より高め。しかし、血のめぐりが悪くなり、血液自体も温度も下がると、深部体温も下がり、新陳代謝が落ちてしまいます。さらに体を健康に保つのに必要な酵素や脳内物質の生産も減少するので、さまざまな不調を招くことになります。また、不妊に悩む患者さんには体が冷えている人が多いのだとか。

冷えが招く不調

  • 肩こりや頭痛、関節痛
  • 疲れやすい
  • むくみやすい
  • 痩せにくい
  • 肌荒れ、くすみ
  • 下痢・便秘・痔
  • 不安になったり落ち込んだりする
  • 妊娠しにくくなる

冷えが原因となる病気も

慢性的な冷え性になると、血液の「循環障害」から細胞の機能が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなったり、治りが遅くなったりします。病気に至る前に、冷えを解消したいものですね。

暑がり妊婦さん「冷え」の盲点

妊婦さんは冷え知らず?

お腹の赤ちゃんの影響で血流が好くなる妊娠中は、寒さを感じるより「暑がり」になる妊婦さんが多いようです。でもほてりを冷まそうと、冷たいものばかり食べたり飲んだり、薄着や裸足で過ごしたりして、知らないうちに体の表面や内部が冷えていることも。出産後のことも考えて冷えが慢性化しないよう気をつけましょう。

出産した瞬間から冷えが!

「24時間湯たんぽを抱えているくらい」(川嶋先生)お腹の赤ちゃんのおかげで暖かかった妊娠中から一転、出産後は寒さを感じるようになります。出産すると赤ちゃんのお世話で自分のことは後回しになりがち。忙しさと慣れない育児のストレスから体調をくずしたりしないよう、今のうちから先回りして「冷え」を撃退する「温活」について知っておくと安心です。

「冷え」を防ぐ10の対策

冷えの対策はいたってシンプル。「冷やさない」そして「温める」ことです。食べ方の工夫、リラックス法、アイテム利用術について合計10の「冷え」対策法をご紹介します。いくつかご紹介する方法の中で、自分に合ったもの、無理せず続けられそうなものを選んでください。

【先回り温活】食べ方にひと工夫

対策①血液サラサラにする物を食べる

血流をよくするためには血液の循環にいい食材(イワシ、サバなどの青魚、ナッツ類、タマネギ、納豆など発酵食品、こうじ、シナモンなど)を積極的に摂りましょう。

対策②よく噛んで食べる

噛むことで脳に信号が伝わり、内臓脂肪が燃やされ、熱が作られます。ダイエットにもなり一石二鳥ですね。

対策③体を温めるものを食べる

食べるだけで温まるトウガラシをはじめ、ショウガやニンニク、らっきょう、ニラ、わさびなど。野菜だと根菜や冬が旬のカボチャなど。あまり厳密に考えなくても、ショウガのすり下ろしを加える、ニラを入れるといった工夫をするだけでも温活効果を期待できます。

対策④加熱して食べる

体を温める食材かどうか、よく知らなくてもスープや煮物など加熱して食べるだけでも違います。もちろんサラダはNGというわけではないのですが、冷え冷えのものよりは、常温に近い温度で食べるといいでしょう。

【先回り温活】リラックスしてストレス発散

対策⑤自律神経を整える呼吸法

ほどよい緊張感とリラックスのバランスを整えると、血流を促すことができます。

☆ストレスを感じ、緊張している時

深く息を吸い込み、ゆっくり時間をかけて吐き出す。
(吸うときも吐くときも鼻。吐くときは、吸うときの2倍の時間をかける)

☆リラックスしすぎている時

強く息を吸い込み、浅く吐き出す
(吸うときは鼻、吐くときは口)
10セットがオススメですが、1セットでもOKです。

対策⑥体を動かして筋力アップ

運動不足も「冷え」の原因になります。お散歩やストレッチなどほどよく体を動かせば、体がほぐれ、気分転換にもなって血行促進につながります。妊娠中からできるウォーキングやヨガなどがおすすめ。「運動しなくちゃ」とストレスにならない程度に、少しだけ歩くスピードを速める(1.5倍程度)、空いている時間に体を動かすだけでも冷えの改善に。

対策⑦ぬるめのお風呂に10分

体をリラックスさせて血流を上げるにはお風呂に浸かって冷えを解消するのがいいでしょう。シャワーや半身浴より、首から下をゆっくりと10分以上浸かるのが理想的。お湯の温度は38~40℃と少しぬるめのほうがリラックス効果が高まります。

対策⑧アロマテラピー

いい香り、好きな香りをかいで心がリラックスすると血のめぐりがよくなります。もちろん、アロマテラピーにはリラクゼーション、ストレスや睡眠不足解消などの具体的な効果も期待できるので、ショップなど専門家に聞いて自分に合った香りを探すのもいいでしょう。

【先回り温活】温活アイテムを活用する

対策⑨湯たんぽを活用

もっとも簡単に温めることができるのが湯たんぽ。お腹や腰、おしりなど気になるところに当てて。お湯を入れるタイプや電子レンジを使うタイプなどいろいろあるので、お好みで選べます。お手軽な使い捨てカイロを使ってもいいでしょう。

対策⑩服や小物で冷えを予防

「温めポイント」は二の腕手首お腹太もも足首です。厚着をしすぎて、汗をかいたり体をしめつけたりしないように気をつけます。特に筋肉の70パーセントがある腰から下を温める工夫を。腹巻きやスパッツ、ソックスの重ね履なども。夜中の授乳に備えて、サッとかけられるショールやブランケットなどを用意があると安心ですね。

妊娠中は体温が高く、出産後は忙しくなって、「冷え」について意識することがあまりないかもしれません。けれど、「冷え」は私たちの体と心に不調の原因になります。新米ママとして奮闘する毎日こそ、冷えやすい環境にあるともいえるでしょう。体温が低めだったり、手足が冷えていたりしても「体質だから」と放置していると、さらに低体温となり病気になったり、2人目不妊につながるおそれも。冷えを取ること、つまり「温活」は体をいたわること。リラックスして、楽しく過ごすことも体を温めることにつながります。赤ちゃんや家族とにっこり笑顔で過ごすためにも「温活」は役立つはず。心と体をポカポカにして健康でハッピーな日々を送りましょう。

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