妊娠すると、これから始まる育児のためにママのおっぱいが変化していきます。赤ちゃんに母乳を与える大事なおっぱい。プレママ期間中から大切に守ってあげましょう。
プレママのおっぱいを守る役割を果たすのが、ブラジャー。ブラジャーは、これまでの見た目を整える役割から、おっぱいの発達を守る役割へと変化するのです。
では、ママのおっぱいを守るマタニティブラはどのように選べばいいのでしょうか? ここでは、マタニティブラの選び方や、シーン別の使い分けについてご説明します。
通常時→妊娠中→産後と
ブラの役割は変わる!?
妊娠前、みなさんはなぜブラジャーをして、どんなものを選んでいましたか? 女性にとってブラジャーの役目は、衣服の外にバストが透けて見えなくすること、バストをより美しく見せること、バスト垂れ下がりや背中や脇のぜい肉の補整をすること、バストの垂れ下がりによる肩などの疲れを防ぐこと、などではなかったでしょうか? なかでも、美しく見せようとしたり、補整したりするために、ワイヤーなどで締め付けることもあったと思います。女性ならではの我慢ですよね。
けれど、プレママになったからには、美しさよりも守らなければならないことがあるのです。産まれてくる赤ちゃんにとってママのおっぱいは栄養源となる大切なもの。妊娠期間中にバストが大きくなるのは、赤ちゃんのために乳腺や乳管が発達するからです。それは出産後の授乳期間までつづくので、この間のブラジャーは乳腺の発達を妨げないものを選ぶ必要があります。 また、授乳時に便利な構造であれば、妊娠期間から産後の授乳中まで長く使えるので、それも選ぶポイントとなりそうですね。
妊娠中のバストの変化
妊娠中、バストはだんだん大きくなり、人によっては通常時よりも2カップ以上もサイズアップする場合もあります。ただ大きくなるだけでなく、乳頭間隔が広くなっていくのが妊娠期の特徴。だから、普通のブラで1カップ上のものを選べばいいというわけではないのです。
また、バストが大きくなるとともに乳房全体の重みも増していきますが、ブラジャーでちゃんと支えてあげることも大切です。本来動物は四足歩行だったので、他のほ乳類の動物は乳房が下に下がる状態が体に垂直な状態で、これが乳腺が発達しやすい状態と言われています。人間は二足歩行のため乳房が下がると乳腺が斜め向きになってしまうため、正しい位置に支えてあげることが必要になるので。
また、乳房の上側にあるクーパー靱帯が重みで切れてしまう可能性があります。クーパー靱帯はバストを上から支えている靱帯で、一度切れてしまうと元には戻らないため、産後にバストが垂れ下がらないようにマタニティブラで正しく支えてあげることも必要です。
マタニティブラに
求められることとは?
通常時と妊娠中のバストの違いはもうわかりましたね? マタニティブラに求められるポイントをまとめると、
- 乳腺の発達を妨げない構造であること
- 妊娠中のバストの形にあったカップの形状であること
- 大きく、重くなっていくバストをきちんと支えられること
- 授乳中にも使いやすいしくみになっていること
などが欠かせない要素となっています。
シーンによって使い分ける
ことも大事
妊娠前のときでも、会社に行くときや、デートのとき、家でくつろぐときなどでは、ブラジャーに求めることがちがっていたのでは? 妊娠中はさらに、日によって体調も異なってきますので、その日の自分に合ったタイプを選ぶことがおすすめです。 マタニティブラには以下の3タイプがあります。
ブラジャー(ワイヤー入り)
普通のブラジャーに近いホールド力があるタイプですが、ワイヤーやカップが乳腺の発達を妨げないよう設計されています。大きくなるバストサイズに適応できるよう、背中のホックは4段階など通常のブラよりも段階が多めなのがほとんど。産後も使えるよう授乳機能も付いています。
⇒通勤時やおしゃれしたいとき、またはホールド感を好む人におすすめ。
ソフトブラ
ノンワイヤーで着け心地がラクな設計。けれどバストをやさしくホールドして下垂から守ります。ブラと同様、背中のホックでサイズ調節します。産後も使えるよう授乳機能も付いています。
⇒外出しなければいけないけれど体調がつらいときや、ブラの締め付けが苦手な人におすすめ。
ハーフトップ
タンクトップの上半分にカップが付いたような、ワイヤーも後ろホックもなく、ストレッチ素材で最もラクなタイプ。産後も使えるよう授乳機能も付いています。
⇒おうちでゆったりくつろぐときや就寝時、つわりなどで少しの締め付けもつらいときなどにおすすめ。
プレママタウンが
オススメする
マタニティブラはコレ!
妊娠中でもそうでなくても、女性にとってバストは大切な体の部位。赤ちゃんのためにマタニティブラに気をつけることが、産後の自分のためにもなりますから、自分に合ったものを正しく選んでくださいね。