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子どもの予防接種

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1歳から小学校入学前までに受ける予防接種

2013.04.01

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予防接種は子どもを病気から守るために大切です。
定期接種は「勧奨」といって保護者の判断で受けることになっていますが、予防接種の目的をよく理解して、積極的に受けるようにしましょう。

小学校入学前までに
受ける予防接種

予防接種の名前 麻疹・風疹混合ワクチン定期
病気の説明 麻疹・風疹は子どもに多い感染症です。麻疹はかかる年齢が低いほど症状が重くなりがちで、中耳炎や肺炎、脳炎などの合併症が起こりやすい病気です。
風疹は三日ばしかといわれ、症状ははしかと比べると軽いですが、血小板減少性紫斑病、脳炎、溶血性貧血などの合併症をまれに起こすことがあります。また妊娠初期に妊婦が感染すると難聴、心疾患、白内障などの先天性風疹症候群の子どもが生まれることがあります。
標準接種
スケジュール
I期
満1歳から2歳までの間に1回。満1歳を過ぎたらできるだけ早く受けましょう。
II期
5歳以上7歳未満の1年間に1回。
薬剤の種類 生ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 接種から5~14日ぐらいに軽い発疹や発熱をおこすことがありますが、普通は数日でなくなります。脳炎などの強い副反応を心配する人もいますが、自然感染では2千~3千人に1人、予防接種による脳炎は100万人に1人以下です。
予防接種の名前 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)任意
病気の説明 ムンプスウィルスによって耳下腺に炎症が起きる感染症。耳の下からあごにかけて、顔がぷっくりとふくれるので、おたふく風邪と呼ばれます。髄膜炎や難聴などの合併症が起きやすく、思春期以降に感染すると睾丸炎や卵巣炎を合併してごくまれに不妊につながることも。
標準接種
スケジュール
1歳から1回。また、日本小児科学会は予防効果をあげるために、5歳~7歳未満で2回目の接種を推奨しています。
薬剤の種類 生ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 非常にまれに、接種から2~3週間後に耳下腺の腫れ、発熱、頭痛、嘔吐。
予防接種の名前 水痘(水ぼうそう)定期
病気の説明 咳やくしゃみ、接触などで感染し、軽い発熱と発疹をともなう感染症。発疹は全身に現れ、口の中にもできると痛くて食べられなくなるので辛い病気です。
また、一度感染すると体内にウィルスが潜み、将来「帯状疱疹」を発症する可能性があります。
標準接種
スケジュール
2回の接種を行いますが、標準的には1回目は生後12ヶ月から15ヶ月までの間に行います。2回目の接種は、1回目の接種から3ヶ月以上経過してから、標準的には1回接種後6ヶ月から12ヶ月経過した時期に行います。
薬剤の種類 生ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 軽い発熱、発疹が出ることがある。
予防接種の名前 Hib定期
病気の説明 Hib(ヒブ)は、インフルエンザ菌b型の略称ですが、流行性のインフルエンザとは違う細菌で、乳幼児が感染すると重症化しやすく、肺炎、肺血症、咽頭蓋炎、難治性中耳炎などを引き起こします。なかでも細菌性髄膜炎を発症すると、たいへんに危険。知能障害や聴力障害が残ったり、最悪死亡するケースもありえます。
標準接種
スケジュール
標準は、2ヶ月~7ヶ月未満で接種開始。4~8週間の間隔で3回。3回目の接種から約7ヶ月以上あけて1回。
※接種を開始した年齢によって、回数やスケジュールが異なります。
薬剤の種類 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 注射跡が赤くなる、発熱、不機嫌になるなど。重大な副反応は、今のところ日本で出ていませんが否定はできません。
予防接種の名前 肺炎球菌定期
病気の説明 鼻やのどの粘膜に付着して感染。咳などによって広がります。乳幼児がかかると重症化しやすい感染症です。この菌が脳を包む膜に付くと細菌性髄膜炎を発症し、たいへん危険。肺炎、重い中耳炎、敗血症なども起こすことがあります。抗生物質が効かない耐性菌が多いので、治療も困難です。Hibよりも、死亡や後遺症の比率も少し高くなっています。
標準接種
スケジュール
標準は、2ヶ月~7ヶ月未満で接種開始し、27日以上の間隔であと2回。追加は1歳~1歳3ヶ月までに1回、合計4回で終了。
※接種を開始した年齢によって、回数やスケジュールが異なります。
薬剤の種類 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 注射跡が赤くなる、発熱、不機嫌になるなど。重大な副反応は、ないとされています。
予防接種の名前 四種混合(DTP+IPV)定期
病気の説明 百日咳とジフテリア、破傷風、ポリオを予防します。特に百日咳はママから免疫をもらえないため、周囲に感染者がいると高い確率で赤ちゃんに感染します。近年、大人の百日咳が増えているため、できるだけ早く接種しましょう。
標準接種
スケジュール
生後3ヶ月から満1歳までに、3週~8週間隔で3回接種。3回目から6ヶ月以上の間隔をあけて、1歳~1歳半頃に4回目。
薬剤の種類 不活化ワクチン・トキソイド
接種方法 皮下注射
副反応 発熱、注射跡が赤くなる、不機嫌になるなど。まれに、ショック、アナフィラキシーなどが起きることがあります。
予防接種の名前 日本脳炎定期
病気の説明 ブタが保有する日本脳炎ウィルスに、蚊を通して感染します。無症状の場合もありますが、ひとたび発症すると死亡率が高く、後遺症が残ることも多いのです。特に西日本では、多くのブタが日本脳炎ウィルスを保有しているため、重要度が高いワクチンです。
標準接種
スケジュール
生後6ヶ月から受けられますが、通常は3歳になってから6~28日間隔で2回、その1年後(4歳頃)に1回、9~12歳で1回。計4回の接種。
薬剤の種類 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 接種から3日後までに発熱、咳、鼻水、注射跡が赤くなるなどがあります(123例中49例。約40%)。
予防接種の名前 B型肝炎任意
病気の説明 母子感染や性行為など、血液・体液を通してB型肝炎ウィルスに感染。多くの場合は自覚症状がなく自然に完治するものの、ウィルス保有者の約10%は慢性肝 炎、肝硬変、肝臓がんに進行します。国内のウィルス保有者は推定200万人。日本ではウィルスを保有している母親から新生児への感染予防だけが重点的に行われていますが、世界中の多くの国では定期接種になっています。
標準接種
スケジュール
生後2ヶ月以降。4週間隔で2回。20~24週間後に1回。計3回接種。
薬剤の種類 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 接種部の痛み、腫れ、しこり、熱感など。
予防接種の名前 インフルエンザ任意
病気の説明 インフルエンザは、A型、B型、C型などいろいろな型があり、毎年流行する型が違います。高熱が出て、さまざまな風邪の症状が出ますが、単なる風邪と違って、脳炎や肺炎、喉頭炎、気管支炎、中耳炎などの合併症を起こすことがあります。
標準接種
スケジュール
生後6ヶ月から。13歳未満は2~4週間隔で2回。 ※流行期前にじゅうぶんな抗体をつけるためには、10月頃から接種を
薬剤の種類 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射
副反応 注射跡の腫れ、発熱、だるさなど。まれにショック、アナフィラキシーなど重大な反応。流行の型が違うと効果がない。卵アレルギーがある場合は避ける。

ママのための予防接種講座

予防接種記録を確認しましょう

満1歳のお誕生日を機会に、母子手帳を見ながら、これまでに受けた予防接種を整理しておきましょう。四種混合やヒブ、肺炎球菌は、乳児期に3回受けますが、なかにはタイミング悪く体調が悪くなったりして2回しか受けていないという子もいるでしょう。もし受けていない場合は、忘れずに受けるようにしましょう。

麻疹・風疹混合(MR)は、最優先で受けましょう

麻疹に自然感染すると、高熱や咳、全身の発疹などの強い症状が1週間ほど続きます。中耳炎や肺炎、脳炎などの合併症が高い確率で起こり、命にかかわることもある怖い病気です。

風疹は「三日ばしか」とも呼ばれるように、麻疹よりは軽い症状で済むことが多く、大事にいたることはまれです。でも妊娠初期に初めて感染すると、白内障や難聴、心臓病などをもつ「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが生まれることがあるのです。将来、妊娠の可能性がある女の子は、ぜひとも受けたいワクチンです。 男の子も決してひとごとではありません。病気の流行を抑えるためには、性別を問わず接種が必要です。昔、女の子しか接種しない時代があったために、今、抗体をもたない成人男性の間で風疹の流行が始まり、妊婦さんにまで感染が広がっています。将来のパートナーや、周りの妊婦さんにうつさないために、必ず接種をしましょう。

おたふくかぜ、水痘、インフルエンザは、任意で受けることができます

保育園や幼稚園などの集団生活が始まると、おたふくかぜやインフルエンザなどにかかりやすくなりますが、これらの病気もワクチンで予防することができます。「おたふくかぜは、誰でもかかるものだから」と軽視されがちですが、1000人に1人の確率で難聴の後遺症が残ります。

子どもが病気になると、本人だけでなく家族もたいへんです。保育園に預けることができなくなるので、働くママなどはこの期間の保育をだれにお願いしたらいいか、で苦労します。接種時期やスケジュールを含めて、かかりつけの小児科医と相談するといいでしょう。

なお、自治体によっては、任意接種のワクチンにも補助を出しているところがあるので、保健所や役所の担当課などに問い合わせてみましょう。

接種のスケジュールはどうすればいい?

どのワクチンをどんな順番で接種したらいいか……おすすめのスケジュールは、地域の病気の流行状況や、市区町村の制度、子どもの体調によってもちがいます。迷うときは、かかりつけの小児科医に相談を。以下のサイトも参考になります。

監修/みやのこどもクリニック院長 
宮野孝一先生

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満1歳のお誕生日を機会に、母子手帳を見ながら、これまでに受けた予防接種を整理しておきましょう。風疹、おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)…最優先で受けるもの、任意で受けるもの、まずはママが予防接種のことを理解して、スケジュールを立てていく必要があります。妊娠・出産のサポートサイト「プレママタウン」

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