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保育ママについて【育児支援活用シリーズ】

2013.01.02

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つらかったつわりがおさまると、ポコポコと胎動も始まって、日に日にお腹は大きくなっていきます。妊婦ライフは、長いようで短いもの。すぐに産休に突入し、やがて育休——。共働きで赤ちゃんを育てていこうと決めているママは、復帰後の預け先の情報収集をしている人もいることでしょう。そこで、今回は、江戸川区の「保育ママ」を取材しました。保育園やベビーシッター、ファミリーサポートなどとはまた違う「保育ママ」のことも知って、たくさんの人の手を借りながら、子育てしていきましょう!

取材協力・監修

江戸川区「保育ママ」

http://www.city.edogawa.tokyo.jp/kosodate/kosodate/hoiku/mama/index.html

事業を行っているところ:江戸川区子ども家庭部保育課保育ママ係
利用できる人:江戸川区在住の0歳児養育中の家庭で、仕事や病気などの理由で日中保育ができない人
保育時間:基本時間/8:30~17:00 時間外保育/7:30~8:30、17:00~18:00
保育費用:基本料金/月額14,000円 雑費/月額3,000円 時間外保育料/1時間400円
保育する日:日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3)・保育ママが年次休暇(年間12日)をとる日以外

「子どもは家庭的な環境の中で愛情深く育まれることが大切、と考えています」と、江戸川区保育ママ係のみなさん。

「保育ママ」って、
どんな制度なの?

まだ先のことかもしれませんが、少し産後のことをイメージしてみましょう。出産を終え、赤ちゃんのお世話にも少しずつ慣れてきたころ、働く予定のママは、そろそろ仕事復帰も——。となると、考えなくちゃいけないのが、赤ちゃんの預け先です。

パッと思い浮かぶのは、保育園や託児所など集団で保育してくれる施設ですが、一般の家で預かってくれる「保育ママ」という選択肢もあります。

保育ママの制度は、それぞれの自治体が運営しているので、預かってくれる子どもの年齢や条件などまちまちですが、「保育ママの自宅で赤ちゃんを預かる(家庭型保育)」のが、基本スタイル。ここが大きな施設を持つ保育園(集団型保育)とのいちばんの違いです。

利用料は、公的なサービスなので月1万円~3万円程度。公立の保育園の保育料とあまり差はありません。

「保育ママ」は、ふつうの家庭のぬくもりの中で預かるのが基本スタイル。

江戸川区の
「保育ママ」制度って?

今、いろいろなメディアで、待機児童への緊急措置としての「保育ママ」が注目されていますが、江戸川区は独自のポリシーで、今から40年以上も前の昭和44年に、この制度をスタートさせました。

「1歳未満の赤ちゃんは、いきなり集団の中で保育するのではなく、できればお母さんのもとで家庭のぬくもりを感じながら育ったほうがいい、という区の考えがあるので、江戸川区の公立の保育園に0歳児クラスはありません。しかし、働くママや病気のママへの支援は必要ですので、保育ママの制度があります」(江戸川区保育ママ係)

昼間、ママの代わりに、育児経験のある保育ママが自分の子どもと同じように、抱っこ、おむつ、授乳……のお世話をしてくれる。保育ママのお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが、まるできょうだいのようにいっしょに遊んだり、ごはんを食べたり…。保育ママの夫や、おじいさん、おばあさんまでが関わってくれることもあります。家庭の匂い、生活の匂い、人と人との距離の近さがある、ふつうのおうち。これこそが、赤ちゃんが育つ生活環境にふさわしい、と江戸川区では考えているのです。

保育ママに預けることができるのは、生後9週(57日)目から1歳未満(年齢は4月1日が基準)の赤ちゃん。そのあとは、公立や私立の保育園に入園することになります。ママとしては1年足らずで、再度、預け先が変わるので、ちょっとたいへんかも…?

「ところが、江戸川区では保育ママの人気が高く、1年とわかっていても、希望される方が多いんです。リピーターも多く、1人目でよかったから2人目もぜひ、とか、2人目で初めて利用したけど、上の子も預けたかった!という声もよくあります。こうして、ママからママへ噂が広がっていって、"0歳で預けるなら保育ママ"というムードができあがっています」(保育ママ係)

「保育ママ制度」 利用の流れ(江戸川区の場合)

  1. 【受付】区役所の保育ママ係窓口で、制度の説明や提出書類の確認などを行う
  2. 【書類審査】条件の検討や受託基準を満たしているかなどをチェック
  3. 【保育ママの紹介】自宅付近や通勤途上、預かる赤ちゃんの月齢などを考慮して保育ママを紹介
  4. 【面接】保育ママの自宅でお互いに面接。詳しい条件などを確認しあう
  5. 【契約の締結】申し込み①から契約の成立、保育開始まで約1ヶ月程度かかる

どんな保育が
行われているの?
【朝~お昼まで】

江戸川区の保育ママのある1日をちょっと覗いてみましょう。

朝、赤ちゃんを連れたママが、保育ママのおうちへやってきます。

ママ「おはようございまーす。これ、お弁当です。今朝もいいうんちしてきました(笑)。今日もよろしくお願いします」。

荷物を保育ママに渡しながら、ママは赤ちゃんの体調や様子について話します。

保育ママ「おはよう○○ちゃん。今日もご機嫌さんね。ほら、ママに、いってらっしゃいしよう。ママ、お仕事がんばってね~!」。

保育ママは、赤ちゃんを預かったあと、自宅のおもちゃで遊んだり、抱っこやスキンシップをしたりして、お世話を始めます。お天気のいい日はベビーカーなどで近くの公園へ出かけることもあります。

保育ママは、町内会などの活動に積極的に参加している人が多く、たくさんのご近所さんと顔見知り。赤ちゃんといっしょにお散歩に出ると、「だいぶ大きくなったわねぇ」「今日もいい顔色してるわね…」なんて、赤ちゃんに声がかかることもしばしば。

お昼ごはんは、毎日ママが持っていきます。手作りのお弁当が基本ですが、手軽なベビーフードを利用するママもいたり、母乳を冷凍して持参するママもいたり、育児用粉ミルクを預けているママもいたり…、それぞれの家庭のやり方でお世話をしてもらえます。

0歳児は、月齢によってお世話の内容がかなり変わってくるので、2人の赤ちゃんを預かる場合は、できるだけ月齢を考えて区のほうで調整しているそうです。

保育ママは第二の母。愛情と責任を持って赤ちゃんのお世話をしてくれる。

お弁当はママが持参する。

どんな保育が
行われているの?
【お昼寝~お迎えまで】

お昼ご飯が終わったら、お昼寝。預け始めのころはママがいないと眠れずにぐずっていた赤ちゃんも、慣れてくるとスヤスヤと眠りにつきます。

ママがお迎えに来るまでは、おやつを食べたり、絵本を読み聞かせたり、赤ちゃんのペースに合わせて過ごします。子どもがいる保育ママの家では、学校から帰ってきたお兄ちゃんお姉ちゃんがお世話の輪に加わることも。そうこうしているうちにお迎えのママがやってきます。

ママ「ただいまー! ○○ちゃん、いい子にしてたかなー」

保育ママ「おかえりなさい。○○ちゃんは今日、積み木で遊びましたよ~。離乳食はあまり食べなかったけど、ミルクはちゃんと飲みました。うんちもいいうんちでした」

ママ「ありがとうございました。また明日、よろしくお願いします!」

お昼寝も、保育ママのおうちのお部屋で、保育ママに見守られて……。

保育ママは、どんな人が
なっているの?

まるで自分の子どものように赤ちゃんのお世話してくれる保育ママ。いったいどんな人が保育ママになっているのでしょう?

「江戸川区の保育ママは、子育て経験のある女性であれば、保育士などの資格がなくてもなれます。もちろん、健康で愛情が深く、子どもが好き、という熱意を持っていることが条件。そして、自宅に9.9m²(6畳)以上の保育室が用意できれば、保育ママになる資格があります」(保育ママ係)

年齢は、子育てが一段落した40代後半~60代が中心。現在江戸川区では約200名の保育ママが活躍しています。もちろん、大切な赤ちゃんを預かるのですから、保育ママとして認定されるまでに約1ヶ月間の研修もしています。

「赤ちゃんの発達や最新のお世話の仕方などをしっかり勉強します。さらに、保育園で48時間の実習を行っています。先輩の保育ママのお宅に行って、どんな流れで保育ママが赤ちゃんのお世話をしているのか、2日間実地で学んでもらっています」(保育ママ係)

保育ママは、保育をかなり勉強しています。だから、ママたちの評判もよく、安心して預けられるようです。少しだけ心配なことといえば、保育ママと子どもが密室にいること。この不安を解消しようと、保育ママ支援担当係の保育士が定期的に、保育ママの家庭を巡回しています。

また保育ママだって、育児に悩んだり、親とのコミュニケーションにいきづまることもあります。そんなときは、すぐに区に相談できる体制も整っているそうです。

「保育ママにもできる限り長く、安心して保育に専念してもらえるように、行政も最大限サポートしています」(保育ママ係)

保育ママの収入は、利用者からの保育費用が子ども1人につき月額1万7千円。江戸川区からの保育補助費が月7万円。さらに環境整備費として月3万円。布団・食事イス・ベビーベッド・ベビーカーなど、基本的な保育に必要なものは、区で用意してもらえます。保育ママは原則2人まで預かることができるので、それなりの収入になり、保育の責任もきちんと果たすことができる、というわけです。

保育ママを利用して
みて、どうだった?
梅本さんの場合

赤ちゃんにとっても、ママにとっても、保育ママはもう一人のお母さん。本当の家族のように、赤ちゃんを一緒に育ててくれる心強いパートナーです。

現在、3歳のカズヤくん(仮名)のママ、梅本薫さん(仮名)は、江戸川区の保育ママに預けた経験があります。

「いまは大きな保育園で走り回って過ごしている息子ですが、0歳の大切な時期を、保育ママが愛情いっぱいに育ててくれました。だから、こんなに気持ちが安定した子になったのかな?って思うときがあります」(梅本薫さん)

ご近所ですれ違ったお年寄りに、突然、「カズヤくん!」と名前を呼ばれてびっくりしたことがあったという梅本さん。「まあ、ずいぶん大きくなったね~!」と成長を喜んでくれたそうです。自分の知らないところで、地域の人たちに見守られていたことを、ひしひしと感じてとてもうれしく、ありがたかったそうです。

「保育ママと保育園と、"保活"が2度あって、それなりの苦労もありましたけれど、それでも保育ママに預けてよかったな、って思います。3月のお別れのときに、保育ママが手作りの成長アルバムをプレゼントしてくれたんです。本当に大切な宝物です」(梅本さん)

保育ママが手作りしてくれたアルバム。「涙が出るほど感激しました」(梅本さん)

保育ママを利用した、
ママたちの声

ほかにも、利用者の感謝の声が、江戸川区の保育ママ係には、たくさん寄せられています。

  • 「子育ての先輩である保育ママさんは、大変頼りになる大きな存在。子どもも楽しいようで、お迎えの時間がきてもなかなか帰ろうとしません。私たち親子にとって、もう"第二のママ"です」(Rさん)
  • 「家庭での手厚い保育と保育ママさんの大きな愛情の中で、子どもは日々成長しています。お迎えのときには決まって笑顔で遊んでいる子どもの姿を見ることができて、とても安心しています。保育ママは保育のプロであり、私の分身であり、信頼できる存在ですね」(Aさん)
  • 「保育ママさんは、私が普段気づかないことまで細かく見てくださいます。初めての離乳食では、栄養バランスなどのアドバイスをメモにしてくれました。保育ママさんは子どもが伸び伸びと過ごせ、安心して預けられる保育のプロですね」(Kさん)
  • 「子育てと仕事の両立で時々、気持ちが疲れ、悩むことがあります。そんな私に優しい言葉をかけ、安心させてくれる心強い存在です。子どもも保育ママさんの笑顔と大きな愛情に包まれ、日々大きく成長しています」(Yさん)
  • 「本当の家族のように接してもらっています。記念日ごとにメッセージをいただいたり、成長の様子を細かく話してくださったり、とてもありがたいです」(Kさん)
  • 「もうひとりのお母さんとして、一緒に育てていただいている感じです。子どもがのびのび育っているのがよくわかります。育児のベテランなので教わることがたくさんあります」(Sさん)
  • 「保育ママさんに預けるようになってから、外遊びが大好きになり、子どもの行動範囲が広がりました」(Eさん)

保育ママとの関わりは、赤ちゃんにとっていいだけでなく、ママの心の安定にもつながっているよう。育児をひとりで背負うプレッシャーから開放されて、つらさも楽しさも分け合える先輩、同士として、かけがえのない存在になっているようです。

取材協力/江戸川区子ども家庭部保育課

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