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訪問育児サポーターについて【育児支援活用シリーズ】

2012.10.03

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いまはまだ、“無事出産”することで頭はいっぱいかもしれません。でも、赤ちゃんとの毎日は、もうすぐ。おっぱい、ミルク、おむつ、お風呂、着替え、寝かしつけ……「だいじょぶかな」「できるかな」。だいじょうぶっ!最近は、自治体や民間、NPO、個人…が、さまざまな育児支援を行なっています。今回から、そんなひとつひとつを紹介していきます。ひとりでガンバリ過ぎてパンクする前に、みんなの力を借りて育てていきましょう!第1回は、「訪問育児サポーター」杉並区の場合です。

取材協力・監修

杉並区「訪問育児サポーター」

http://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kosodate/navi/hoikuservice/1004732.html

事業を行っているところ:杉並区が杉並区社会福祉協議会に委託。
利用できる人:杉並区在住で1歳未満の子どもを持つ家庭(2人目以降でも利用可)
利用できる回数:3回まで(多胎児の場合は6回まで)
利用料:無料
訪問する日時:月曜日~金曜日、午前9時~午後5時の間の2時間以内(祝日・年末年始を除く)

  • 杉並区の「訪問育児サポーター」は、2011年10月にスタートした事業で、全国的な展開ではありません。子育て支援の制度や実情は住んでいる地域によって異なります。自治体をはじめ、NPOや企業、サークル、個人などが取り組んでいる育児支援は、実にさまざま。お住まいの自治体の「子育て支援課」、「児童館」や「保健センター」、またネットなどで、情報を集めてみましょう。

訪問育児サポーターって、
どんな育児支援なの?

はじめての赤ちゃん。愛しいあかちゃん。胸キュンの幸せ――。でも赤ちゃんは、あまりに小さくて、頼りなくて、ちょっと間違えたらこわれてしまいそう。

おっぱいのあげ方はこれでいいの?ミルクの飲みはOK?抱っこの仕方は合ってる?部屋の温度はどのくらい?うちの子眠り過ぎ?眠らなさ過ぎ?肌着や服は何を何枚着せたらいいの?

次々と湧いてくる疑問、不安。自分の子育てはこれでいいのか、だれかに聞いてみたい。ほかのママはどうしているの?でも、赤ちゃんのお世話に追いかけられている毎日は、話し相手を求めて、外出することさえままなりません。

それなら、「ママが行き詰る前に、地域の育児の先輩ママがサポーターとなって家を訪ね、不安や悩みを聞きましょう!」というのが、訪問育児サポーター。

まだ全国的な取り組みにはなっていませんが、東京都杉並区をはじめとする自治体やNPOなどが、少しずつ取り入れている家庭訪問型の子育て支援です。「ホームスタート」の名で行っているところもあるようです。

実際にサポーターに
来てもらった山口さん

山口春香(仮名)さんは、今、生後3ヶ月のハナ(仮名)ちゃんのママ。区役所などでもらったパンフレットやチラシの中に「訪問育児サポーター」の案内があり、気になっていたといいます。今回、この育児支援を受けてみる、というので、了解を得て取材させていただきました。

まずは山口さん、「訪問育児サポーター」事業を行っている杉並の社会福祉協議会に、電話。すると、最初に、サポーターではなく、コーディネーターと呼ばれる女性の訪問を受けることになりました。

約束の日にやってきたコーディネーターは、山口さんに「訪問育児サポーター」の主旨や、サポートの内容を説明。ママの話を聞いたり、さらに、山口さん自身が、今どんなことに不安なのか、また困っているのか、などをヒアリング。山口さんは今の状況を話しました。

妊娠9ヶ月になってから、杉並区に引越しをしてきたけれど、すぐお産で故郷に里帰りをしたので、まだ今住んでいる町内のことがよくわからないこと。近くに親戚もいないし、頼れる人がだれもいないこと。夫は仕事が忙しくて帰宅は連日深夜なこと。毎日、子どもとふたりだけなので、ときどきとても不安になること……。

コーディネーターは、その話をもとに、登録している訪問育児サポーターの中から、今の山口さんにフィットする人をマッチングして、サポーターとして派遣します。現在、登録しているサポーターは、約50名。平均年齢は51歳。全員が先輩ママで、かつ子育て支援活動の経験者です。

「訪問育児サポーター」利用の流れ

  • 電話で杉並区社会福祉協議会に申し込む。コーディネーターが訪問する日時を決める。
  • コーディネーターが自宅を訪問。知りたいこと、悩みや不安などをヒアリング。利用したい日を決める。
  • コーディネーターが、利用者に合うサポーターをマッチング。
  • 利用日前日、赤ちゃんの体調やママの都合などを聞き、最終確認。
  • サポーターが自宅を訪問。話を聞いたり、悩みを一緒に考えたり、最大2時間のサポート。

ベテランママサポーター
の"抱っこ"に、感動!

さて、そうして後日、やってきたのが、訪問育児サポーター。挨拶と自己紹介を終えると、すぐに「手を洗わせてください」。そういえば、最初に来たコーディネーターも手を洗っていました。風邪など感染症予防に、まずは手洗い励行。

そして、あらためてサポーターさん、ハナちゃんにもごあいさつ。

サポーター「こんにちは、ハナちゃん!今日はごきげんですね~」

山口さん「朝からお昼すぎまでは、いつもわりとごきげんなんです。それに今日はお客様がたくさんなので、うれしいみたい。にぎやかなのが好きなんですね。でも、夕方になるとぐずぐず言い出して、そうなると私も滅入ってしまうんです」

サポーター「夕方になるとぐずるのは、夕暮れ泣き、かもしれないですね。このころの赤ちゃんはよくそんなふうになるんですよね。そんな時期なのかな~。ハナちゃん、抱っこしましょうか?」

山口さん「お願いします。…あれ、初対面なのにごきげんに抱っこされてますね。あ、すごい落ち着いてます。けっこうしっかり思い切って抱っこするんですね!」

サポーター「そう、こんなふうにゆ~らゆ~ら、抱っこされてるのが赤ちゃんは大好きなのね~」

山口さん「いつも、なんとなくおっかなびっくりで抱いているから、赤ちゃんに不安が伝わっちゃうのかな。これから、もっと自信をもってしっかり抱くようにします。パパにもこの抱き方、教えます」

山口さん「前から聞きたかったことがあるんですが、お風呂上りに湯冷ましとか、飲ませたほうがいいんですか?」

サポーター「少し前までは白湯(さゆ)っていって、赤ちゃんに湯冷ましを飲ませたほうがいいということになっていたけれど、今の育児常識では、あげなくてもいいということになっているんですよね。母乳でいい、と。時代で常識は変わってしまうんですね。でも、かつて白湯を飲んでいた私も山口さんも、ちゃんと育っていますよね」

本当に、育児常識は最近よく変わります。ついこの前までしてよかったのに、突然しなくていい、になったり。実の親子でも、今と昔のやり方の違いから、「育児に口を出さないで!」となってしまうことも。

そうしたことにならないよう、杉並区の訪問育児サポーターは、全員が研修を受けています。最新のお世話事情、離乳食の方法や、いまどき育児グッズ、また産後ママの心身の状態などの勉強もしています。

「ベテランのママさんがいらっしゃるということで、私のやり方はダメとか、お説教されちゃうのかな、と思っていたのですが(笑)、なんだかホッとしました」と山口さん。

「ハナちゃん、こんにちは~」

「夕方になると、ぐずぐずするんです…」

サポーターさんは抱っこ上手。ハナちゃん、心地よさそう。

ママと子に寄り添って
話を聞き、いっしょに
考える

訪問育児サポーターは、最新の育児事情や行政サービスの情報はよく知っているけれど、助産師や看護師、臨床心理士などの専門家とは違います。あくまで地域の先輩ママとして、自身の子育て経験やその中で学んできたことをもとに、ママと子に寄り添いながら、話を聞くのが基本。悩みや心配ごとは、いっしょに考えたり、やってみたり……。

また、家事代行のヘルパーやベビーシッターではないので、掃除や洗濯、料理などの家事、赤ちゃんのお世話だけをする、ということはしません。うまくできずに困ったり、迷ったりしているママには、「こんなやり方もあるわよ」と経験や知識を話しながら、いっしょにやってみることはあります。ママといっしょに離乳食をつくってみたり、家事のダンドリを実践してみたり、赤ちゃんに食べさせたり……。でも、これらはあくまでママが主体。ママをサポートしながら、ママが少しずつ育児に生活に自信が持てるように、応援します。

話すだけで、気持ちが
すごくラクになった

山口さんとサポーターさんは、育児のことだけでなく、あれこれ話をしています。滞在時間は最大で2時間。

「近くにどんなお店があるとか、スーパーはどことか、地域の行事のこととか、児童館のこととか、そんな話もできました。ご近所さんみたいな感じで、かまえずに普通に、いろいろな話ができました。こういう雑談ができるって、すごくありがたい。赤ちゃんとふたりだけだと、そういう機会もないので、なんだか、ひとりぼっちな気がして辛くなってしまうんです。部屋が散らかっているのを見られちゃうと恥ずかしいなとか、そんなことで訪問してもらうのをためらう気持ちもあったのですが、今日来ていただいて、ほんとよかったです」と山口さん。

同様の声は、これまで、この支援を利用した人たちからも届いています。

「話を聞いてくれて、育児の仕方をみてくれ、今のやり方で良いと言ってもらえて、安心しました。サポーターさんと話して気分転換になりました」(2ヶ月)

「利用できる子育てサービス情報を聞き、気軽に利用してみようと思いました」(10ヶ月)

「サポーターさんが双子の子育て経験のある方でした。実際に2人を座らせて離乳食の食べさせ方を教わり、とても参考になった。私自身が双子の子育てに肩に力が入っていた。話を聞いてもらい、私もサポーターさんのようなママになりたいと思いました」(11ヶ月)

「家の中に物が多く、段差も多いのです。今は心配ないが、これから赤ちゃんが歩くようになったら危ないと思われる所を、サポーターさんに教えてもらい、安心しました」(11ヶ月)……。

杉並区のこの「訪問育児サポーター」は、杉並区民なら、赤ちゃんが1歳になるまで、3回まで無料で利用できます。

「また利用させていただきたいです。この先、不安なのは離乳食。いろいろたいへんだって話を聞くので、そのあたりで来ていただけたら、いいかもしれません。でも、こうして話を聞いてもらえることがわかったので、先のことはあまり心配せずに、今の育児を楽しもうと思います」(山口さん)

取材協力/杉並区社会福祉協議会

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