生まれたてのデリケートな体をやさしく包む赤ちゃん用の肌着。
まだ体が十分に発達していない新生児にとって、体温調節や汗の吸収など、肌着の役割は大人よりもずっと重要です。
赤ちゃんの肌着には、複数のタイプがあります。いつ、どんなものを着せてあげればいいのでしょうか? また、何枚くらい用意しておけば安心なのかも気になるところ。
ここで赤ちゃん用肌着のタイプや選び方、必要になる枚数をチェックして出産準備に役立てましょう。
赤ちゃんは
汗っかきでデリケート
身長およそ50センチという小さな体で生まれてくる赤ちゃん。けれど、汗腺の数は大人とほぼ同数でとっても汗っかき。また、生後ひと月で身長が10センチも伸びることもあり、新陳代謝が活発です。赤ちゃんの肌着には、こうした汗や皮脂汚れなどをキャッチし、デリケートな肌を守るという役割があります。また、赤ちゃんは体温調節機能が未発達なので、衣類や布団での温度調整が大切なのです。
赤ちゃんの肌着の特徴
新生児の肌着はほとんどが着物のような前合わせの形。これは寝かしたままで脱ぎ着させやすい、体の大きさに合わせて調節できるなどのメリットがあります。また、デリケートで敏感な赤ちゃんの肌に刺激を与えないよう、さまざまな工夫が施されているのです。
赤ちゃん肌着の種類
汗取りや温度調節という意味からも、一年中、原則的に肌着は必要。暑い時期、室内にいるときなら、ウエアを着せず肌着だけで過ごすことも。肌着を重ねれば温度の調節も簡単にできます。
タイプ
赤ちゃんの成長や、季節、シーンに合わせて、タイプや素材を使い分けたり組み合わせたりします。
すそが短い腰丈の肌着。一番内側に着せる基本アイテム。着物のように前を合わせ、ひもやワンタッチテープなどで止めます。体にフィットして汗をしっかり吸い取ります。
《使用時期》生後すぐ~3ヶ月頃
《出産準備の目安》春夏秋冬4~5枚
つま先まで丈のある肌着。短肌着に重ねて着せます。ねんねが中心の新生児期に。前が大きく開き、シンプルな形なので、寝かせたまま楽に着せ替えできます。
《使用時期》生後すぐ~3ヶ月頃
《出産準備の目安》春夏1~2枚、秋冬3~4枚
すそが分かれた丈長の肌着。カエルのような赤ちゃんの足の形に合わせ、やや外側に広がっています。足を動かしたり抱っこしてもすそがめくれません。足の分かれたウエアのインナーにも。
《使用時期》生後1~6ヶ月頃
《出産準備の目安》春夏4~5枚、秋冬2~3枚
足のないだるま型の肌着。股下をスナップで止めるので、おなかが出ることはありません。手足を元気に動かしても安心です。色柄も豊富でアウター感覚で着せられます。
《使用時期》生後3~12ヶ月頃
《出産準備の目安》春夏秋冬2~3枚
生地素材
同じ綿素材でも、生地の織り方によって厚さや編み方などに違いがあります。それぞれの特徴を知って、季節などに合わせて選びましょう。
どう選ぶ?どうそろえる?
それぞれの肌着は、赤ちゃんの成長に合わせて設計されています。どの時期にどのタイプが必要なのか、どういう組み合わせで着せるのかを知っておけば、出産前に、必要なものをそろえられます。
サイズ表示 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 |
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身長 | 50cm | 60cm | 70cm | 80cm | 90cm |
体重 | 3kg | 6kg | 9kg | 11kg | 13kg |
月齢の目安 | 新生児 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 2歳 |
短肌着 | ★ | ||||
長肌着 | ★ | ||||
コンビ肌着 | ★ | ★ | |||
ボディスーツ | ★ | ★ | ★ | ||
(セパレート肌着) | ★ |
新生児の肌着&ウエアの組み合わせ例
着せ方レッスン
汗かっきの赤ちゃんだから、肌着は1日に何度か取り替えてあげましょう。
とはいえ、首や腰がすわるまでは、新米ママは抱っこもちょっぴり緊張気味。着替えさせようとしても、赤ちゃんがじっとしてくれないと焦ってしまいそう。
そこで、着せ方のコツをご紹介します。と言っても実は簡単なこと。ウエアの袖に肌着のそでをあらかじめ通して、重ねた状態で広げておくだけです。
そのまま寝かせて腕を通し、前を止めていけばOK。
最初からウエアと肌着が一体になった便利なアイテムもあります
プレママタウンの
オススメはコレ
肌着は出産準備の基本アイテム。特に新生児期には大事な役割を果たします。また成長や季節によって必要なものも変わってくるので、肌着の基本をしっかり抑え、必要なものをそろえてください。