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助産院出産で自然分娩の喜びを

2005.04.01

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助産院で出産する人がわずかですが増えています。これまでは全体の約1%だったのが、最近は1.2%。病院で出産することが当たり前のようになっている今、この小さな変化は何を意味しているのでしょう? 世界的に見ても、医療に管理されたお産から、女性自身が主体となる「アクティブバース」の運動が起こり、助産師や助産院が見直されています。病院やクリニックでの出産と、なにがどう違うのでしょう?東京都北区の『みづき助産院』を訪ねました。

監修・取材協力

『みづき助産院』
院長・神谷整子さん

東京大学医学部付属助産婦学校卒業。東大病院産婦人科などの病院勤務、助産院勤務、出張開業などを経て、2000年『みづき助産院』開院。よりよいお産を支援してくれる助産師さんです。

きれいな広い一軒家、
ここが助産院?

住宅街の中にある、まだ新しい一軒家。一般の住宅のような外観です。引き戸を開けると、フローリングの玄関。通されたのは、障子の光が優しい和室。本棚、木のテーブルに座布団、布団が1組敷いてあります。ここが診察室。その隣は、診察室とひと続きになる和室の分娩室。2階は入院できる和室。開放的なダイニングもあります。ここには、病院のようなアルコールの匂いはありません。無機的な医療機械や器具、薬なども見当たりません。人間的な温かい空気が流れていて、親戚の家を訪ねてきたような、そんな気持ちになります。

『みづき助産院』は開業して5年。明るく気持ちのいい落ち着いた施設です。

助産院の健診は
どんなふうに行われるの?

妊娠37週というAさんが、上の子を連れて健診にやってきました。予約制ですから、ほかに人はいません。さっそく、健診が始まりました。助産院では、母体の尿糖や尿たんぱく、腹囲、子宮底長、血圧やむくみ、赤ちゃんの心音や胎位などをチェックします。

Aさんがふとんに横になると、子どもも並んで横になりました。なんだか、とてもほほえましい光景。

健診にはマッサージもあります。院長の神谷整子さんともうひとりの助産師さんで、Aさんの足先からふくらはぎ、もも、手、肩、首、頭……ともみ始めました。

「最近、調子はどう?」「お腹は張る?」「いつからどんなふうに張るの?」「生活で変わったことある?」などと話かけながら――。

「マッサージすると体と心の具合がわかるんです。いつもより凝っていれば、『なにか無理しなかった?』って。そうすると、『昨日、遅くまでパソコンしていた』とか、『上の子が熱出して大変だった』とか答えが返ってくる。そうした会話の中から、本人も気づかなかった体調の変化とその原因がわかってくるんです」(神谷さん)

原因がわかれば、自分で気をつけることができるし、なにより不安を減らすことができる。助産師側からも、適切なアドバイスができるのです。マッサージに体をゆだねていたAさんは、すっかり安心の表情。信頼も深まっていきます。

1回の健診は30分くらい。初診や、再診でも心配や不安が大きい人の場合は1時間近くかかることもあります。

妊婦健診も家族的。子ども連れでも安心です。

心身の状態は体の凝りやお腹の張りに現れます。マッサージで、心身をほぐしながら診ていきます。

病院との関係は
どうなっているの?

健診は、提携先の病院でも節目節目に受けてもらいます。妊娠初期、中期、後期などに、超音波検査や血液検査で、経過が順調かをチェックしてもらうのです。妊娠中毒症などの合併症や、逆子、早産などリスクが見つかった人は、助産院での出産はできません。

助産師は必ず、提携する嘱託医を持つことが義務づけられています。『みづき助産院』の嘱託医は、帝京大学付属病院。

健診の情報は、お互いに共有できるようになっていますし、医療処置が必要になったときは、病院に行ってもらいます。分娩中に不測の事態が起きたときには、すぐに搬送できるような体制になっています。

妊婦にとっては、2つの施設で診てもらえるので、二重の安心を得られそうです。

どんな人が助産院で
産んでいるの?

「上の子どもは病院で出産しました。予定日を過ぎてしまったので、誘発分娩だったんです。それで次はぜひ、自然のペースを大事にしたお産をしたいなあと思って、助産院を選びました」というAさん。

『みづき助産院』では、Aさんのような第2、第3子の経産婦と、初産婦の割合は、ほぼ半々。

「ここには手術設備はもちろん、超音波や分娩監視装置などの医療機械も陣痛促進剤などの薬もありません。ですから、リスクが高い人はお引き受けできません」

助産院での出産は、体力的に問題のない人、自然分娩できると診断されることが条件です。

「あとは、自分で自分のお産を乗り切る、自分の力で産む、という気概も大切ですね」

お産の主役は、あくまでもママとおなかの赤ちゃん。助産師さんは、豊富な知識と経験で、妊婦の体と心の状況をすばやくキャッチし、サポートしながら、無事に産まれるまで付き添います。

お産のスタイルは自由

『みづき助産院』でのお産のスタイルは自由です。ふとんに横になってもいいし、四つんばいになってもいい。ひざを立てて夫にもたれかかってもいい。陣痛で辛いときには、お風呂で体をリラックスさせることもできるし、望めば水中出産もできます。アロマセラピー、ホメオパシーなども希望で処方してもらうことができます。

「よく、呼吸法はどうしたらいいですか?と聞かれるのですが、『動物は呼吸法を習いませんよ』というんです。みなさん、キョトンとしますけれど、だいじょうぶ、自然に体が動きます。お産は頭で考えてするものじゃありません」

人それぞれ性格は違うので、呼吸法やリラックス方法など、習った方が落ち着くという人は、すればいい。

「でも、そうしないと、いいお産ができない、ということではないんです」。

もっと、自分の力を信頼してもいい。この世に出て来ようとするおなかの赤ちゃんの能力を信じていい。神谷さんの話を聞いていると、勇気が湧いてきます。

分娩スタイルは自由。水中で出産も可能。助産師さんは、産まれるまで寄り添っていてくれる。

家族の立会いもできる。産後はカンガルーケアで、赤ちゃんはママの胸の上に。

自分で産めた!は
何にも勝る自信になる。

「妊娠・出産は病気ではありません。女性にもともと備わったすばらしい能力。本来なら、薬や機械に頼らなくても、その能力は発揮できるはずなのです。自分の力で産むことができた!という経験は何にも勝る自信になります」(神谷さん)

その自信は、子育てする上でも大きな財産になります。本能を駆使して、自分の身体感覚を取り戻せれば、子どものこともよくわかるようになるのです。

お産を人まかせにしない。無条件に医療にまかせない。可能な限り、もともと備わっている力を発揮して、自分の力で人生を切り開いていく。自分がそうすることで、子どもにも生きていく上で大切なものが伝えられていく――。出産はそんな不思議な能力を目覚めさせるために、自然が与えてくれた「しかけ」なのかもしれません。

『みづき助産院』で出産した人たちは、「ここで出産してよかった」「痛かったけれど、最高のお産だった」「宇宙と一体になるようなすばらしい体験だった」「また産みたい」と、心からの感動の手記を寄せています。

産後の健診、母乳相談にものってくれる。育児面でも、心強い存在。

助産院での出産費用は
どれくらい?

『みづき助産院』の場合は、初診が5000円くらい。再診は4000円程度。分娩費用は、入院する日数によって違います。平均的には、産んだ当日を入れて、3泊4日で約35万円。中には、朝、出産して夜には自宅に戻る、という人もいて、その場合は25万円程度で済むこともあります。

監修/助産師・神谷整子さん
(『みづき助産院』院長)
取材協力/『みづき助産院』(東京都北区)

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