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更新日:2006年2月

最新不妊治療の基礎知識(4) 赤ちゃん待ちの人におくる
「最近増えている!? 2人目不妊」の巻

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にんぷの世界へようこそ! このコーナーでは、にんぷワールドで必ず出遭う言葉や現象の“知ってるつもり”を再検証! ためになりますよ〜!

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これまでは、1人目の不妊治療を見てきましたが、今回のテーマは2人目不妊。最初の赤ちゃんができて、しばらくして次の赤ちゃんが欲しいと思っても、なかなかできない、という人が増えているようです。そんな2人目不妊の実態に迫ります。

気がつくと2人目不妊?

『はるねクリニック銀座』の待合室。不妊を心身両面からサポート。妊娠成績も高い。毎月第4火曜日には「不妊学級」を行っている。

1人目が3歳ぐらいになって育児も一段落、ようやく2人目が欲しいと思いはじめた頃には、なかなか妊娠できなくなっていて、不妊かも?と悩み始める人が最近多くなっているといいます。
「加齢の問題が一番大きいんですね。晩婚化で第1子を産む年齢が高くなっているので、30代前半で第1子を産んで育児で2〜3年過ごしていると、すぐに37歳ぐらいになってしまいます。38歳を過ぎると、卵子が急速に老化してしまうので、妊娠しづらくなるんですね。それと、日本の場合、ひとりっ子だとわがままになる、などと周囲から言われたりして、ひとりっ子のイメージがあまりよくないので、2人目がほしいというのは通念のようになっているんです」と中村はるね先生。
最近の出生率は1.29、つまり1人の女性が産む子どもの数が1.29なので、ほとんどが、ひとりっ子なのですが、多くの人が、子どもは2人ほしいという気持ちをもっているようです。
「1人目を妊娠するのに何年もかかった人は、1人で十分という人もいますが、たいていの人は健診などのついでに受診しますね。また、体外受精をする人も増えてきていて、今や80人に1人が体外受精をしている時代。体外受精をして、1人目のときに受精卵を凍結している人は、出産後生理が再開してしばらくすると、“受精卵を移植してください”と言って受診しにきます。そういう意味でも、2人目不妊での受診率は高くなっていると言えます」(はるね先生)。

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2人目不妊の原因は?

2人目不妊の原因として一番大きいのは加齢の問題。前述したように、38歳を過ぎると卵子の老化が急速に進むので、なかなか妊娠できなくなります。また、卵子とともに子宮内膜も老化が始まり、内膜の血流も悪くなったりして、せっかく卵子が受精していても、それが子宮内膜に着床できず、妊娠が成立しなくなるのです。
また、なかには1回目の分娩時に感染症があったり、出産後にクラミジアなどに感染したりして、卵管が詰まってしまうこともあります。第1子のときに子宮内膜症だった人は、妊娠すると生理が止まるので内膜症もよくなりますが、生理が再開すると内膜症になりやすくなり、また、卵巣機能不全といって、排卵が起こりにくかった人も、出産後も同じように卵巣機能不全になることもあります。
「子宮内膜症だった人で2人目が欲しいなら、生理が再開して3ヵ月から半年は様子を見て、それでも妊娠しなければ、早めに受診するといいですね。加齢の問題もあるので、できるだけ早いうちに治療をしましょう」(はるね先生)。

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治療の進め方

卵管造影検査
造影剤(ヨード)を膣からカテーテルを入れて子宮に注入する。卵管が正常なら、写真の左から右のように、時間の経過とともに、しだいに卵管の先から造影剤が腹腔に流れ出て散らばる。

治療の進め方は、1人目不妊も2人目不妊もだいたい同じです。検査もたいてい1回目と同様に、ひと通り行います。ただし、産んで間もない人で、卵巣機能不全だったような人は、排卵誘発の薬を使えばスムーズに妊娠することもあるので、卵管造影などの検査を省くこともあります。
1回目の出産で胎盤が癒着や剥離を起こした人、産褥(さんじょく)熱を起こした人などは、トラブルの原因がそれなりに考えられるので、2人目不妊のときも卵管造影検査は行います。
「不妊の原因が卵管にあるケースは、不妊症の3分の1から半数を占めているんですね。1人目の妊娠で卵管が通ってうまく妊娠しても、しばらく経つとまた詰まってしまうことはよくあるので、2人目不妊の時にも卵管造影検査をします。卵管造影検査をすると、卵管の通りがよくなるので、治療にもつながるんですね」(はるね先生)。
1回目の妊娠から3〜4年経っている人の場合は、加齢によりホルモンの状態が変化している可能性もあるので、卵管造影検査に加えて、ホルモンバランスを見る検査も行っていきます。もちろん、1人目は治療せずに妊娠・出産し、その後3〜4年経って妊娠しない人も、原因を突き止めるために、卵管造影検査やホルモン検査など、すべての検査を行います。
「高プロラクチン血症など、1人目がホルモン異常だった人は、2人目もホルモン異常になりやすいのですが、薬で治療しやすいんですね。このように、原因がはっきりしている人は、もう一度検査をやり直して治療を進めていきます。それに対して、加齢の要因が加わると、さらに妊娠しにくくなってしまうので、あまり悩まずに、早めに受診したほうがいいですね」(はるね先生)。

中村先生のクリニックでは、2人目不妊で訪れる人に対し、人工授精なら6回ぐらい、体外受精なら3回ぐらい(胚移植を3回、採卵を3回など)という具合に、だいたいの目安を立てて治療を進めています。期間にするとだいたい2年ぐらい。というのも、2人目不妊の場合は加齢の問題や、子連れでも通院する不便さなどがあるからです。 
「第1子の不妊の場合、いつまでたっても妊娠できないと、治療者側もつらい治療になりますが、2人目不妊だと最終的には“1人でいいね”ということになりますね。ただし、患者さんにとって欲しい気持ちは、1人目も2人目も同じ。あくまでも、2人目が欲しいかどうか、そして夫もほしいかどうか、そして、どこまでがんばるかにかかっています。目安としては2年ぐらいですが、患者さんとよく話し合ってプランを立てていきます」(はるね先生)。

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クリニックの選び方

『はるねクリニック銀座』のカウンセリングルーム
ともすると、先の見えない不安からつらい治療になりがちな不妊治療。『はるねクリニック銀座』では「心のケアが大切」と、不妊治療経験のある心理カウンセラーが、さまざまな相談にのってくれる。第1・3・5週の金・土。カウンセリング初診料2100円(再診料1050円)、30分ごと1575円。

「2人目不妊の場合、2〜3歳ぐらいの幼児がいるケースが多いでしょうから、自宅の近くで、不妊専門のクリニックに通うのがいいと思います」(はるね先生)。
第1子を不妊治療で出産した場合、同じクリニックに通院すれば、前の検査データなどもすべてそろっているので、治療は進めやすくなりますが、自宅から遠いと子連れで通院するのは大変。こんな場合は、前のクリニックで検査データなどをもらい、近所のクリニックに持参するといいでしょう。事情を話せば前のクリニックも快く渡してくれるはずです。
クリニックによっては、他の不妊に悩む患者さんの精神面を考えて、子連れで通院できないというところもあります。あらかじめ電話で、子連れでOKかどうか問い合わせてから受診しましょう。また、保育園や幼稚園に行っている時間に受診したい場合は、診療時間の確認もしておきましょう。

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監修/中村はるね先生(はるねクリニック銀座院長)
取材協力/はるねクリニック銀座(東京都中央区)

 

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