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更新日:2009年6月3日

妊娠中の検査丸わかりシリーズ第3回
「血糖検査」の巻

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にんぷの世界へようこそ! このコーナーでは、にんぷワールドで必ず出遭う言葉や現象の“知ってるつもり”を再検証! ためになりますよ〜!

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今月のテーマは「血糖検査」です。さて、素朴な疑問その1「血糖って何?」。血糖は英語ではBlood Sugar。つまりBlood=血液の中に含まれるSugarの濃度を調べます。素朴な疑問その2「血の中にお砂糖があるの?血は甘い?」。いいえ、ここでいうSugarは、私たちが食べた炭水化物(ご飯やパン、麺類など)が体内の変換システムの働きでできるブドウ糖のこと。血糖検査は血液中のブドウ糖濃度を測る検査で、妊娠糖尿病の早期発見に大切です。

血糖検査

血糖値(血液中のブドウ糖濃度)を測る血液検査。血糖検査の方法にはいくつか種類があるが、妊娠初期に「随時血糖検査」、妊娠中期に「50gGCT」を行うことが推奨されている。これらの検査で基準以上の値が出ると、妊娠糖尿病の可能性があるので、確認検査として「75gOGTT」を行う。

検査時期 妊娠初期(妊娠4〜12週)・中期(妊娠24週〜28週)
検査方法 血液検査
検査項目と基準値
随時血糖検査
(妊娠初期)
100mg/dl
この基準値以上の場合は「75gOGTT」の検査を行う
50gGCT
(妊娠中期)
140mg/dl
この基準値以上の場合は「75gOGTT」の検査を行う
検査結果の見方
随時血糖検査

食事時間に関係なく血糖値を測る検査。100mg/dl以上は高血糖(血糖値が高い)と判定し、「75gOGTT」という糖尿病を診断する検査を行う。

50gGCT(経口ブドウ糖負荷テスト)

食事時間に関係なくブドウ糖50gを飲み、1時間後に血糖値を測る検査。この検査の対象は妊娠初期の随時血糖検査で正常だった人と、随時血糖検査で基準値以上のため75gOGTTの検査を受けた結果、妊娠糖尿病の心配はないと診断された人。140mg/dl以上は、「75gOGTT」の検査を行う。

75gOGTT(空腹時経口ブドウ糖負荷テスト)

糖尿病を診断する検査。朝食抜きで受診し、ブドウ糖75gを飲む前、飲んでから1時間後、2時間後の計3回、血糖値を測る。空腹時100mg/dl以上、1時間値180mg/dl以上、2時間値150mg/dl以上のうち、2項目を満たせば妊娠糖尿病と診断される。
妊娠糖尿病になりやすいハイリスクの人の場合には、妊娠初期の段階からこの検査を行う場合がある。

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もっと知りたい血糖検査

血糖検査は、血液中のブドウ糖の量を調べる検査。インスリンは肝臓や筋・脂肪細胞などに取り込んで血糖値を下げる働きをする。そのインスリンが不足したりしてうまく働かないと、血液中の糖の量が多い状態が続き血管にも傷が。

Q.妊娠初期に血糖検査をする目的は何ですか?
A

妊娠糖尿病(GDM)を早期発見するためです。また、ときには糖尿病になっているのを知らないまま妊娠する場合があります。このような糖尿病合併妊娠を早期発見することが目的です。

Q.糖尿病はどんな病気ですか?
A

ブドウ糖はエネルギーの源になる重要な栄養素です。血液中のブドウ糖の量は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで調節されています。この調節能力を「耐糖能(たいとうのう)」といい、インスリンが十分に分泌されないと血液中のブドウ糖が増えて血糖値が高くなります。糖尿病は、高血糖状態になる病気です。この状態が長く続くと、口渇、多飲、多尿などの症状が出たり、全身の血管に動脈硬化が起こりやすくなります。

Q.妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠との違いを教えてください。
A

妊娠糖尿病は妊娠中に糖尿病(耐糖能異常)が判明した場合を言い、妊娠前に糖尿病であった可能性もあります。お産で妊娠が終わると血糖値は正常に戻ることもあります。ただし、妊娠糖尿病になった人は将来、中高年になってから糖尿病になりやすいので、注意が必要です。
糖尿病合併妊娠は、妊娠前から糖尿病があった場合をいいます。妊娠前に糖尿病の診断を受けている人もいますが、どちらにしても管理、治療方針決定に変わりはないので分けて考える必要はありません。

ママが高血糖になると・・・、

奇形や巨大児で難産の心配。出産後も、赤ちゃんの低血糖、黄疸、呼吸障害などの心配も。

Q.妊娠糖尿病は赤ちゃんに悪い影響を与えますか?
A

お母さんの血糖と赤ちゃんの血糖はほぼ同じですので、お母さんが高血糖となれば赤ちゃんも高血糖となり多くのトラブルを赤ちゃんに引き起こします。妊娠のごく初期(妊娠3〜6週ぐらい)に高血糖になっていると、おなかの赤ちゃんに奇形を起こす心配があります。お母さんの血糖管理が悪いと赤ちゃんが巨大児になる心配があります。巨大児は難産になりやすく、とくに肩甲難産(けんこうなんざん)といってお産の時に赤ちゃんの肩がつかえる、肩の骨を骨折するなどの心配も出てきます。このため、帝王切開率が高くなります。生まれてきても、低血糖、黄疸、呼吸障害などの多くの合併症を引き起こすので、お母さんの血糖管理が一番大切となります。

妊娠糖尿病になりやすい人は?
Q.妊娠糖尿病は多いのですか?
A

日本の統計調査では、妊婦さん全体の2.29%と報告されています。100人におよそ2人強ですが、35歳以上の高齢妊娠や肥満が増えているので、今後はもっと増える心配があります。

Q.妊娠糖尿病と診断されたときの治療法は?
A

血糖値を正常範囲に保つ治療を行います。血糖コントロールといいますが、なるべく早く血糖コントロールを行うことで、おなかの赤ちゃんやお産への困った影響を減らせることがわかっています。まず食事療法を行いますが、食事療法だけでは血糖コントロールがうまくいかない場合には、注射でインスリンを補うインスリン療法を行います。インスリンはおなかの赤ちゃんには移行しないので、赤ちゃんへの影響は心配ありません。

Q.糖尿病合併妊娠は赤ちゃんに悪い影響を与えますか?
A

基本的には妊娠糖尿病と同じで妊娠前から糖尿病と診断されていて血糖値をコントロールしていれば、妊娠初期の胎児奇形発生の心配はほとんどありません。困るのは、もともとある糖尿病に気がつかないまま妊娠した場合です。このため、ハイリスクの人は妊娠前に血糖値を調べ、もし糖尿病とわかったら血糖コントロールをしながら妊娠するのが理想的です。妊娠経過とともに血糖管理は変化するので周産期の専門病院で妊娠・分娩管理しなければいけません。

取材協力/国立成育医療センター(世田谷区)
監修/久保隆彦先生(国立成育医療センター 周産期診療部産科医長)

 

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